関西学院大学は2024年4月18日、同大学の神戸三田キャンパス南側に、複合施設「KSC Co-Creation Village」（C-ビレッジ）を整備すると発表した。インキュベーション施設や商業施設、学生寮などからなり、開設は三田キャンパス開設30周年を迎える2025年を予定している。
「C-ビレッジ」は兵庫県が整備している「カルチャータウン」の南ブロックに開設予定で、敷地面積は約1.8ヘクタール。起業を志す人を産学官民の連携で支援するインキュベーション施設「Startup Base」（S-ベース）や、三田キャンパスでは初の学生寮「創新寮 Genesis Dorm」（G-ドーム）、地域の人も利用可能なフィットネスジムなどが入る商業施設が整備される。学生や教職員だけでなく、地元の企業や住民、中高生などが集い、起業や地域・企業課題の解決に挑戦する知的創造空間の構築を目指すという。
施設の中核となるS-ベースでは、学生や教職員のほか、地域の企業、住民、中学・高校・大学生らを対象にした起業に向けた教育プログラムを展開する予定で、実際に起業を目指す人に対してはスペースや情報、アドバイス、ネットワークなどを提供し、事業の立ち上げから運営まで支援していく。
また、学生寮のG-ドームは、4階建ての4棟からなり、約300人の学生が入居できる。大学4年間だけでなく大学院進学後も入居が可能で、安心して学習や研究に専念できる。
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2025年4月開設 KSC Co-Creation Village【C-ビレッジ】