2025年5月29日、京都府立大学は2026年4月に公共政策学部を「社会科学部」に名称変更することを発表した。
社会科学部は「公共政策学科」と「福祉社会学科」の2学科体制となる。公共政策学科では法学、政治学・政策学、経済学の3領域、福祉社会学科では社会福祉学、社会学、教育学、心理学の全7領域を展開。
社会科学とは、私たちが生活する「社会」や「人間」を対象とする学問領域である。「すべての人の幸福=Well-Being」を目指し、科学的認識に基づいて「人間」や「社会」のありようを理解し、公共的課題や生活課題の発見・解決に取り組んでいく。
また、旧学部の一般選抜では、大学入学共通テスト「地歴」、「公民」のいずれかの配点を2倍にしてきた。今回の名称変更をきっかけに、2倍に換算する科目に「数学」が追加される。
また、データ分析を体系的に学ぶ、「社会科学データ分析」副専攻プログラムを実施する。統計ソフトを活用した実践的なスキルと、社会科学の本格的な研究力の養成を目指す。
さらに、学部3回生から大学院受験が可能となる、「4年+1年」大学院早期履修制度を創設。修士の学位が1年早く取得できるため、4回生から大学院科目を履修できる。
なお、今回の名称変更にともない、大学院公共政策学研究科も社会科学研究科に名称を変更する。