新潟大学を目指すならどの塾・予備校? 入試制度や対策のポイントも紹介

新潟大学は、人文学部・教育学部・法学部・経済科学部・理学部・医学部・歯学部・工学部・農学部・創生学部の10学部を設置する国立の総合大学です。新潟県新潟市に五十嵐キャンパスと旭町キャンパスの2つのキャンパスを構えています。

新潟大学は、履修体系が特徴的です。所属する学部に関する学問について深く学べる「主専攻プログラム」と、主専攻で学ぶ領域以外の分野について幅広く学べる「副専攻プログラム」という2つを設け、横断的な学問の機会を提供しているのです。

また、地域と連携して取り組んでいるプロジェクトに参加できる「ダブルホーム制度」という独自の制度も設けています。学生同士のみならず、地域の人々と深く交流してシチズンシップやチームワーク力を培うことに力を入れています。

このように特色ある教育を実践している新潟大学には、地元はもちろん、全国各地から志願者が集まっています。たくさんのライバルたちに負けず、手堅く新潟大学合格をつかむためには、塾・予備校の力を借りるのが得策です。

今回は、新潟大学の入試制度と偏差値・難易度、入試対策のポイントについて解説した上で、新潟大学を目指す人におすすめの塾・予備校を3校紹介します。

新潟大学の入試制度と難易度

まずは、新潟大学の入試制度と偏差値・難易度について解説します。

新潟大学の入試制度

新潟大学の主な入試制度は、「一般選抜」「総合型選抜」「学校推薦型選抜」の3つです。ここでは一般選抜を取り上げます。

新潟大学の一般選抜は、前期日程と後期日程の2回実施されます。前期日程・後期日程のいずれも、大学入学共通テストの5~6教科・5~8科目の得点と、1~3科目の学科試験や面接・小論文・実技試験などの二次試験の得点の合計点によって合否の判定が行われます。

ただし、教育学部・医学部 医学科・歯学部 口腔生命福祉学科・創生学部には後期日程がありません。また経済科学部の後期日程は、大学入学共通テストの得点のみで合否を判定します。

新潟大学の難易度・偏差値

東進のデータによると、新潟大学の偏差値は53~67となっています。最も偏差値が高い学部・学科は医学部 医学科、最も偏差値が低い学部・学科は教育学部 学校教員養成課程 教科教育コース 音楽教育専修・美術教育専修です。

新潟大学の難易度は、国公立大学の中では上位レベルです。確実に合格を勝ち取るためには、早いうちから見通しを立ててコツコツと勉強に励み、数々の演習に取り組んで得点力を高めていく必要があります。

新潟大学の入試対策のポイント

新潟大学の一般選抜を突破するためには、大学入学共通テストと二次試験の対策をそれぞれ入念に進めていく必要があります。

新潟大学の大学入学共通テストと二次試験の配点比率は、学部・学科、日程によって異なりますが、ほとんどの学部・学科で大学入学共通テストの方が高めとなっています。そのため、大学入学共通テストではできるだけ高得点を目指して対策を進めていくことが得策です。どの学部でも、得点率7割以上を目指しましょう。

なお、医学部 医学科は倍率が4倍を超えた場合には2段階選抜、いわゆる「足切り」が実施されます。確実に二次試験に進むためにも、医学部志望者は得点率8割以上を目指しましょう。

二次試験はどの教科も記述式で、スピーディーかつ正確な読解力と、過不足なくわかりやすく知識をアウトプットする論述力が求められます。過去問演習を繰り返したり、何度も模試に挑戦したりして解答力を引き上げていきましょう。

新潟大学を目指す学生におすすめの塾・予備校

新潟大学の入試に挑むために塾・予備校に通いたいと考えているのであれば、新潟大学に多くの合格者を送り出しており、新潟大学の入試に関するデータや対策のノウハウを豊富に蓄えている塾・予備校を選びましょう。

以下より、新潟大学を目指す学生におすすめの塾・予備校を3校紹介します。

東進ハイスクール・東進衛星予備校

より効率的に、最短ルートで新潟大学に現役で合格したいと考えているのであれば、東進ハイスクール・東進衛星予備校(以下、東進)に通うことをおすすめします。

東進は校舎を全国に約1000校展開し、指導実績のべ100万人を超える、国内最大手の予備校です。2023年度には、233人もの生徒を新潟大学現役合格に導いています。なお、そのうちの23人は医学部 医学科の合格者です(現役生のみ、講習生含まず)。

東進は一流講師陣による映像授業で有名ですが、「過去問演習講座」や「志望校別単元ジャンル演習講座」などの手厚いサポートを受けられる志望校対策講座も必見です。

「過去問演習講座」は、10年分相当の大学入学共通テストや、国公立大学の二次試験、私立大学の独自試験の演習に取り組める講座です。新潟大学については、全学部の二次試験に対応しています。各問題3回までの徹底した添削指導を受けられるため、わからないところを着実に克服していくことができます。

「志望校別単元ジャンル演習講座」では、東進が持つビッグデータと自身の学力や学習履歴をAIによって分析し、志望校合格に必要な演習を優先度が高い順にピックアップして提案してもらえます。そのため、寄り道や回り道をすることなく、着実に志望大学合格に必要な力を身に付けていくことができます。

加えて、「共通テスト本番レベル模試」や新潟大学が対象に含まれる「全国有名国公私大模試」など、東進が主催する模試を受験すれば、緊張感が和らぎ、本番に通用する実践力を培えるでしょう。

河合塾

三大予備校の1つに数えられ、国内最大級の受験者数を誇る「全統模試」を実施していることで知られる河合塾も、多くの新潟大学合格者を輩出している頼もしい予備校です。2022年度には、現役・浪人合わせて212人を新潟大学合格に導いています。なお、そのうちの26人は医学部 医学科の合格者です(河合塾グループ関連法人の在籍者および講習受講生の集計)。

河合塾には、現役の高校生を対象としている「高校グリーンコース」と、高卒生を対象としている「大学受験科」があります。

「高校グリーンコース」では、自身の学力や志望大学に応じた学習ができる「レベル講座」や、特定のテーマ・分野について集中的に学習できる「セレクト講座」を組み合わせて自分だけのカリキュラムを作成してもらえます。大学受験に精通しているプロ講師陣による授業や、プロ講師陣が作成する最新版テキスト、スピーディーかつ丁寧な採点・添削指導などをこなしていくことにより、じっくりと学力の定着を図れるでしょう。

「大学受験科」では、志望大学に合わせてコースを選び、90分の対面授業と志望大学別対策演習を実施する「実践演習タイム」、少人数制で教科別にサポートを受けられる「完全習得タイム」を組み合わせて合格力を高めていくことができます。

駿台予備学校

東京大学をはじめとする難関大学や医学部 医学科の志望者から高い支持を得ている駿台予備学校も、新潟大学の入試対策に強い予備校の1つです。2022年度には、現役・浪人合わせて103人の新潟大学合格者を輩出しています。なお、そのうちの22人は医学部 医学科の合格者です(駿台グループ関連法人の在籍者および講習受講生の集計)。

駿台予備学校には、現役の高校生を対象としている「高校生クラス」と、高卒生を対象としている「高卒(浪人生)クラス」があります。

「高校生クラス」では、「選抜」「難関」「標準」「基礎」といった4つのレベルの講座が設けられており、自身の学力や目標とする大学に応じて授業を受けられます。

「高卒(浪人生)クラス」では、目標大学に応じたコースを選ぶ形式です。他の予備校と比べるとコンパクトで集中力を高く維持しやすい「50分授業」とクラス担任による「学習コーチング」、高卒(浪人生)クラス専用のICT教材によって第一志望合格を引き寄せることができます。

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