京都橘大学では、2026年4月に工学部「ロボティクス学科」(仮称)を新設する。
ロボティクスとは、ロボット工学とAI・情報技術を駆使した技術のこと。社会のなかで人間とロボットが共生することを目的に、医療業界や農業、製造業などの導入が進んでいる。
同学科では、機械工学、電気電子工学、計測・制御工学、AI・情報工学など、ロボティクスに関する分野を統合的に学ぶ。ロボットを設計・製作する力を育てるだけでなく、AIと社会を自然に調和させる力を育む。技術の習得だけでなく、製作・制御から社会実装に至る幅広い技術を身につけた「ロボティクス人材」の育成を目指す。
AI研究の第一人者である松原仁教授をはじめ、第一線で活躍する教員陣により、先端的かつ実践的なロボティクスを学ぶことが可能だ。なお、同学科の入学定員は80名を予定している。
さらに、学生支援の一環として、「たちばな超AI時代特待生制度」を創設した。
同制度は、年間95万円を4年間、最大380万円の授業料を減免するというもの。対象となる選考区分の合格者のうち、75%以上の得点があった受験生の全員を特待生として採用する。
学びの意欲を持つ受験生が、世帯の経済状況で諦めることがないよう、安心して挑戦できる環境を整えている。