模試の受け方のコツは? 模試当日の持ち物や注意点などをまとめて紹介!

もうすぐ模試本番!という時になって、「当日の持ち物は何を準備したらいいの?」「模試の受け方で気を付けることは?」などと悩んでいる人もいるでしょう。そういったことは、模試直前になる前に知っておきたいものです。

そこで本記事では、模試本番に必要な持ち物や当日の注意点、模試の受け方のコツなどをまとめてお伝えします。

今回は大学受験を想定していますが、模試の受け方のコツは中学受験も高校受験も変わりません。これから模試を受ける人は、ぜひ参考にしてください。

模試の前日までにやること

ここからは、模試の前日までにやっておくべきことをまとめて紹介します。

受験当日を想定して行動しよう

模試は今の実力を知るためのものでもありますが、受験本番の予行練習でもあります。ですから、受験当日を想定して動くことが大切です。

まずは、試験実施日や試験開始時間、試験会場などを確認しましょう。特に、会場までの行き方は必ず確認しておくべきです。公共交通機関を利用する場合は、電車の発着時刻だけでなく、降りる駅や乗り換え駅、路線なども頭に入れておきましょう。

次に、模試で記入する志望校リストも決めておきます。志望校に加え、自分のレベルと同じくらいの実力相応校、もう少しランクを下げた安全校と、幅広くリストアップしておくと良いでしょう。

目標点数や時間配分も考えておこう

模試を受ける上で大切なのは、各科目の具体的な目標を立てることです。志望校に合格するためには何点くらい取れている必要かがあるかを調べておきましょう。そうしておけば、模試の結果が返ってきたときに、学習が順調に進んでいるのかどうかがすぐ分かります。

また時間配分などを事前にシミュレーションしておくのも、模試の受け方として大切なポイントです。時間制限のあるなかでどうやって解答していくべきか、受験本番を想定しながら考えておきましょう。

事前の目標設定や時間配分などについては、下記の記事も参考にしてください。

実は服装も大切! どんな服を着ていくべき?

模試を受ける目的の一つは、試験の雰囲気に慣れることです。ですから、受験当日の雰囲気に少しでも近づけて場慣れするためにも、入試当日に着用する予定の服装で模試に臨みましょう。温度調節できるように、上着なども用意しておくと安心です。

また注意点として、漢字や英単語、地図などがプリントされている服は着用できないことがあります。その服に問題の答えが載っている恐れがあるからです。そのため、私服の場合は試験に関係のない柄や無地の服にしておくと良いでしょう。

持ち物の準備は念入りに!

模試当日に忘れ物をしてしまうと、試験に集中できず力を出し切れないこともあります。焦ることのないよう、模試の受験に必要な持ち物は必ず前日までに準備しておきましょう。

持ち物の具体的な例は次の章で紹介しますので、ぜひ目を通しておいてください。

当日の持ち物 ~必須のもの~

当日に必ず持っていくべき物を紹介します。

【受験票(または受験番号をメモしたもの)】

受験票には一般的に、氏名や受験番号、試験会場や時間割などが書かれています。特に、試験会場や時間割については再度確認しておきましょう。

模試によっては、受験票ではなく、受験番号をメモしたものが必要になることがあります。

【鉛筆・消しゴム】

鉛筆と消しゴムは、模試に欠かせない必需品です。普段使っているものを持っていくと良いでしょう。試験中にトラブルがあっても対応できるよう、鉛筆・消しゴム共に複数用意しておくと安心です。鉛筆については濃さや硬さが指定されることがありますので、事前に確認しておきましょう。

ちなみに大学によっては、入試本番でシャープペンシルが使えない場合があります。そのような大学を受験する場合は、早いうちに鉛筆に使い慣れておくことをおすすめします。

【腕時計】

時間配分に必須なのが腕時計です。アナログでもデジタルでも構いませんが、文字盤が見やすいものを選びます。試験当日は、アラームなどの音が鳴らないように設定しておいてください。

通常、試験ではスマートフォンを時計代わりにすることは禁止されています。スマートフォンは電源を切り、鞄の中にしまっておきましょう。

【昼食・飲み物】

模試は試験時間が長く、朝食をしっかり食べていたとしてもお腹が空いてしまいます。そうなると、最後の科目まで集中できないこともあります。

試験会場によっては周辺に飲食店やコンビニエンスストアがない場合もあります。昼食が食べられないということがないよう、必ず食べるものを用意しておきましょう。

食事だけでなく、水分補給も忘れてはいけません。お腹を下しやすい冷たい飲み物ではなく、常温の飲み物を持っていくことをおすすめします。試験中は鞄の中にしまっておけるように、ペットボトルや水筒などふたの閉まる容器のものを選びましょう。

【お財布・現金】

試験当日は何が起こるか分かりません。何かトラブルがあったとき対応できるように、お財布には少し多めの現金を入れておきましょう。

【ハンカチ・ティッシュ・ウエットティッシュなど】

忘れがちなハンカチやティッシュですが、汚れを拭いたり鼻をかんだりするために必要です。特に体調を崩しがちな季節の変わり目や花粉症の季節などは、多めにティッシュを持っておくことをおすすめします。

当日の持ち物 ~あると便利なもの~

ここからは、あると便利な当日の持ち物を紹介します。

【鉛筆削り】

鉛筆を複数本用意するのに加えて、鉛筆削りがあると便利です。持っていく場合は、手動式のコンパクトなものをおすすめします。

【常備薬・目薬・メガネ・コンタクトレンズケース・カイロ】

頭痛薬や下痢止めなど、常備薬は日ごろから使っているものを持っていきましょう。

普段コンタクトレンズをつけている人は、外れてしまって問題用紙が見えないということのないように、予備のメガネを持参しておいてください。目薬やコンタクトレンズケースがあると、目の不調を感じたときにも対応できるので安心です。

冬の模試は、会場が寒く体が冷え切ってしまったり、手がかじかんでしまったりすることがあります。念のため、カイロを準備しておきましょう。

【マスク】

感染症が拡大している今、基本的にはマスクの着用が必須です。替えのマスクを数枚用意しておくのが良いでしょう。

【勉強道具】

会場までの移動中や模試の休み時間など、模試当日にも空き時間はあります。そうした時間に復習ができるよう、単語帳・熟語帳・参考書・授業のプリント・リスニング教材などを準備しましょう。ただ、荷物が増えすぎることのないように、何を持っていくかは厳選する必要があります。

【おやつ】

模試は試験時間が長く、途中でお腹が空いたり、普段以上に疲れが出たりします。そんなときに手軽に食べられてエネルギーを摂取できるのがお菓子です。特にラムネやチョコレートなどの甘いお菓子であれば、頭を使って疲れた脳への糖分補給にもなります。

【心が落ち着くもの】

本試験の予行練習だと分かっていても、模試は緊張するもの。心を落ち着かせ、普段通りの状態で受験ができるように、自分の緊張を和らげるものがあると安心です。

また、そういった心の安定につながるものは、受験本番にも持っていくと良いでしょう。

終わった後も大事! 復習も忘れずに

模試の受け方で最も大事なのは、復習して受験に生かすことです。模試を受けっぱなしにせず、間違えた問題・解けなかった問題を解きなおしてみましょう。

そして、問題が解けなかった理由を知ることが大切です。事前に立てた目標を達成できているかを確認し、自分の勉強方針や勉強方法を改めて見直すことも必要です。

模試の受け方で大切な復習については、下記の記事も参考にしてください。