ベネッセ お茶の水ゼミナールの評価・評判は? 実際に通っていた人の口コミ・体験談をチェック!

ベネッセ お茶の水ゼミナールは、東京都内に4つの校舎を構えている予備校です。千代田区神田三崎町に東京本校、渋谷区渋谷に慶應対策館・AO推薦館を併設する渋谷校、豊島区南池袋に理系対策館を併設する池袋校、武蔵野市吉祥寺に国立対策館を併設する吉祥寺校を置き、複数校舎を跨ぐ受講も歓迎しています。

「現役合格」に強いこだわりを持っているベネッセ お茶の水ゼミナールの合格実績は、同規模の他の予備校と比べても華々しいものです。2021年春には同予備校のトップレベルクラスである「選抜クラス」在籍者の76.0%を、東京大学・京都大学・一橋大学・東京工業大学・医学部・早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学・東京理科大学の現役合格に導いています。それ以外の生徒も、東京外語大学・お茶の水女子大学・大阪大学・筑波大学・千葉大学・国際基督教大学(ICU)などの名だたる大学への現役合格を果たしています。

しかし、ベネッセ お茶の水ゼミナールの何よりの強みは、海外の大学受験にも対応している点にあると言っても過言ではないでしょう。2019年から2020年にかけて、ベネッセ お茶の水ゼミナールは全米トップクラスの難関私立大学であり、「アイビーリーグ」(アメリカ合衆国の北東部にある8つの名門校)の中のブラウン大学・コロンビア大学・コーネル大学・ハーバード大学・ペンシルベニア大学・プリンストン大学・イェール大学の合格者を輩出しています。この他、世界大学ランキングに名を連ねる多くの大学において合格実績があります。今回は、そんなベネッセ お茶の水ゼミナールの評価・評判を紹介します。

ベネッセ お茶の水ゼミナールは、問題を分かりやすく解説することにとどまらず、難関大学の入試で求められる各教科を理解するためのシンプルな原理・原則、そして、入試問題に対峙するために必要な深い思考力と教養を生徒全員に理解させ、身に付けさせることに力を注いている予備校です。

そのため、ベネッセ お茶の水ゼミナールは、東京大学をはじめとする最難関大入試の突破を目指す東大進学クラス・Sクラスといった「選抜クラス」、国公立大学やGMARCHなどの難関大入試の突破を目指す「Aクラス」、基礎からスタートし難関大入試の突破を目指す「受験標準クラス」「スタンダードクラス」といった少人数かつレベル別のクラスを設け、生徒全員にきめ細やかな指導を行っています。また、最難関大入試を突破した実力を持つ講師陣から、手取り足取り指導を受けられる個別指導「Private School」も設けられています。

ベネッセ お茶の水ゼミナール 公式サイト

しかし、実際のところ、ベネッセ お茶の水ゼミナールに通った経験がある人は、ベネッセ お茶の水ゼミナールについてどのような感想を抱いているのでしょうか。以下より、アンケート調査によって得られた評価・評判と口コミ・体験談をご紹介します。

ベネッセ お茶の水ゼミナールの授業・テキストなどの教材に対する評価・評判は?

まずは、ベネッセ お茶の水ゼミナールの授業や学習テキストなどに対する評価・評判を見てみましょう。塾・予備校比較ナビがアンケート調査で満足度を5段階評価で聞いてみたところ、次のような結果となりました。ただし、回答者数は11人と、大手予備校などと比べて解答を寄せてくれた利用経験者の母数が少ない点については、どうかご理解・ご容赦ください。

ベネッセ お茶の水ゼミナールの【授業の質】と【志望校対策】はいずれも全体の平均点より高い評価・評判を、【授業の種類・レベル】は平均的な評価・評判を得ていました。一方、【教材の質】の評価・評判は、全体の平均点を下回っていました。

きめ細やかで密度の高い授業が好評だが、教材の質の評価は低め

ベネッセ お茶の水ゼミナールの授業・テキストなどの教材の評価・評判は、いずれの項目においても「とても満足」と回答した人の割合が最も高くなっていました。特に、【授業の質】は、半数以上の人が「とても満足」と回答しています。

一方、ベネッセ お茶の水ゼミナールの授業・テキストなどの教材について、「まったく満足していない」と回答した人がいる項目は【志望校対策】のみで、その割合も10%以下でした。

これらのデータから、ベネッセ お茶の水ゼミナールの授業・テキストなどの教材に高い満足感を覚えている人は多く、強い不満を抱いている人はほとんどいないことが読み取れるでしょう。

授業・テキストなどの教材について、ベネッセ お茶の水ゼミナールが最も高い評価を得ていた項目は、【授業の質】でした。ベネッセ お茶の水ゼミナールの【授業の質】を「とても満足」「満足」と評価した人の割合の合計値は72.7%に上っています。

先にも述べたとおり、ベネッセ お茶の水ゼミナールは、少人数かつレベル別のクラスを設け、生徒一人ひとりに適切な授業を届けている予備校です。

常に講師の視線を感じられること、そして、同レベルのライバルと切磋琢磨することによって適度な緊張感と向上心が生じ、面倒見の良い一流の講師陣による密度の高い授業が集中力を持続させてくれるため、授業を重ねるごとに実力を伸ばしていけます。

また、他の予備校の倍に近い回数の授業を実施している点も、特筆すべきでしょう。他の予備校が1年間に75~180分の授業を24回実施しているところ、ベネッセ お茶の水ゼミナールは1年間に120分の授業を41回実施しています。各教科、少しずつレベルを高めながら2周、3周と繰り返すスパイラルカリキュラムを採用しているため、じっくりと学力の定着を図ることが可能です。

なお、ベネッセ お茶の水ゼミナールの授業・テキストなどの教材について、最も評価が低かった項目は【教材の質】でした。

ベネッセ お茶の水ゼミナールの【教材の質】について、「あまり満足していない」と回答した人は27.3%と、他の評価項目より高い数値となっています。ただし、「まったく満足していない」と回答した人はただの1人もおらず、「とても満足」「満足」と回答した人の割合の合計値は54.6%と、過半数を超えています。

ベネッセ お茶の水ゼミナールは、量よりも質を重視したテキストを用意しています。そのため、量をこなしたいと考えている人にとっては、不満が残るのかもしれません。

しかし、「要点がまとまっていて非常にわかりやすい」「無駄がなくてとても見やすい」など、ベネッセ お茶の水ゼミナールの【教材の質】を支持する声は多く挙がっています。そのため、ベネッセ お茶の水ゼミナールの【教材の質】は、決して劣っているとは言えないでしょう。

ベネッセ お茶の水ゼミナールの授業、教材に対する口コミ・体験談

先生の質が高く、熱心に指導してくれました。授業の時間が終わっても先生の厚意で延長してくれたり、授業後の質問にも根気よく付き合ってくれました。

国立大よりも私大に強み、特に早稲田志望の生徒が多かったような印象。講習は志望校別にレベルが分かれていて、受講しやすかったです。

やはりなんといっても自身の求めている学習スタイルで指導を行ってくれることが非常に良かったです。

テキストも無駄がなく要点をまとめて非常に分かりやすいものとなっておりました。

志望校対策もバッチリで過去問も多く控えていました。

細かなところまでわかりやすく教えてくれれて安心できました。少人数制で先生が一人ずつ見てくれていて助かりました。そして、GWの無料講座もあって、お得感を感じさせるカリキュラムになっていました。また、1つの単元を何度かに分け行ってくれて深く教えてくれました。

授業や教材に関しては、周囲の私学に通う生徒が多いため、ハイレベルな中でも生徒ひとりひとりに合わせてフォロー、進行していただき、大学受験対策に非常に適していたと思います。先生方にも質問を気軽にすることができ、アドバイスも役立ちました。

授業の質はよかったです。わかりやすくて寝る暇がないくらい過密でよかったです。教材も無駄がなくすごく見やすくて良かったと思いました。ちょうどいいレベルでできる人に嫉妬することもなく伸び伸び勉強できました。

その予備校は、授業の質が100点満点でした。

具体的な内容は、受験対策に相当に適していて、授業も格段にわかりやすいです。

教材の質も、テキストやテストの総合的な質が相当、優れていると思います。

授業のレベルも、自分にあった学力レベルで、志望校対策も、万全を期して、対策を講じていただけたと思います。

ベネッセ お茶の水ゼミナールの環境やサポート体制に対する評価・評判は?

塾・予備校を選ぶ際には、授業や教材などの学習指導面のみならず、「学習に集中できる設備が整えられている」「モチベーション維持につながるフォローを受けられる」など、環境やサポート面もあわせてチェックしておくことが大切です。

そこで、今回は、ベネッセ お茶の水ゼミナールの環境やサポート体制に対する利用経験者の評価・評判についても調査しました。

ベネッセ お茶の水ゼミナールの利用経験者に満足度を5段階評価してもらったところ、以下のような結果になりました。

ベネッセ お茶の水ゼミナールの【クラス】【学習環境】【スタッフ】【学費・料金】の満足度は、全体の平均点を上回る評価・評判を得ていました。一方、【校舎の立地】【講師】【学習サポート体制】【進路相談】は、平均に満たない評価・評判となっていました。

環境やサポート体制に対する評価・評判は可もなく不可もなし

ベネッセ お茶の水ゼミナールの環境やサポート体制の評価・評判は、いずれの項目においても「とても満足」と回答した人の割合が最も高くなっていました。ただし、【クラス】【学習環境】【校舎の立地】では「どちらとも言えない」が、【スタッフ】では「満足」が、「学習サポート体制」では「あまり満足していない」が、【進路相談】では「満足」と「あまり満足していない」が、「とても満足」と同じ割合になっています。また、いずれの項目においても「とても満足」と回答した人の割合は半数以下となっています。

一方、「まったく満足していない」と回答した人がいる項目は【志望校対策】のみで、その割合も10%以下でした。

これらのデータから、ベネッセ お茶の水ゼミナールの環境やサポート体制に対する評価・評判は、ことさら高いとは言えないものの、強い不満を覚えている人は少ないことがわかるでしょう。

環境やサポート体制について、ベネッセ お茶の水ゼミナールが最も高い評価を得ていた項目は【クラス】【学習環境】【校舎の立地】の3つでした。いずれの項目も「とても満足」「満足」と評価した人の割合の合計値は、63.7%に上っています。

中でも、【クラス】については「クラスの人数は20人程度で、ほどよく切磋琢磨できた」「クラスのレベル分けが的確だった」など、ベネッセ お茶の水ゼミナールのクラス編成を支持する声が多数上がっていました。

ベネッセ お茶の水ゼミナールの環境やサポート体制に対する口コミ・体験談

他の大手予備校よりも料金は安かったと思います。過度に宣伝しない点がとても良いと思いました。どの校舎も駅から近く、アクセスも良いです。1クラスの人数は20名程度で、ほどよく切磋琢磨できる人数だったと思います。予備校でも友達ができ、受験本番まで楽しく過ごすことができました。

受験当日に先生やスタッフの方が大学まで応援に来てくれ、感動しました。とてもアットホームで良い予備校だと思います。オススメします。

クラス内の人数も約30人ということで多すぎず少なすぎず勉強をするのにとても適した室内環境だと思いました。

校舎の立地場所も公共機関で通える範囲内にあるためとてもたすかりました。

学費も妥当な金額だと感じました。

単位制であり、受講してみればそれだけ割引があって、一定以上の単位を取れば定額制になってる点が他と違って良心的でした。そして、少人数で丁寧でわかりやすい授業展開が入塾の時の決め手になりました。また、校舎の立地も交通の便がよくて治安が悪いこともありません。

少人数なこともあり、クラス分けのレベルはちょうどよかったと思います。都心のため、学校にも近く通いやすかったです。講師の先生方は非常に個性的で、気さくにお話をしていただき、授業内でも、授業外でもお話が面白く勉強になりました。解説もとてもわかりやすかったです。

現役のみ、近隣の高レベルの私立高校に通う生徒が非常に多いため、全体的にレベルが高く授業に臨むことができました。

クラスのレベルわけが的確で、上の人と比べなくてすんだのでストレスはましでした。教室も綺麗で勉強しやすくなりました。私の家からは行きやすくてとてもよかったです。講師の方は質問をよく受け付けてくれたのでよかったです。

クラスのレベル分けが、その生徒の個人ごとの能力に応じたことをされました。

学習環境も、教室や自習室も、その人の学習能力に応じたことを基準に振り分けられるので、異論はありませんでした。

校舎の立地も、距離的に通いやすい場所にありました。

また、講師のかたの解説が随分、わかりやすく、親近感のあるものでした。

スタッフの方の対応も、親切・丁寧で、大変好感が持てます。

また、学習サポート体制も、生徒自らのモチベーションを保っています。

進路相談に関しても、志望校を決めたり、進路に関するアドバイスも的確でした。

学費や料金は、格段に安く、受験生にとって、利用しやすい制度となっています。

ベネッセお茶の水ゼミナールは、総合的に見て、個人ごとの人格を重視した、大変優秀な予備校だと思いました。

総ての分野において平均的に高レベルの予備校でした。