塾や予備校の夏期講習に高1から行くべきなのか、迷う人は少なくありません。高1で夏期講習に行くことは、自分の学力レベルや塾の雰囲気を知るうえで役に立ちます。夏期講習を利用するメリット・デメリットを知り、行くべきかどうかを適切に見極めるとよいでしょう。
この記事では、高1から夏期講習に行くべき人の特徴や夏期講習のメリット・デメリット、選び方などについて解説します。高1におすすめの夏期講習もいくつか紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
夏期講習は高1から行くべき?

結論からいうと、高1の場合は必ずしも夏期講習に行く必要はありません。ただし、受験を有利に進めたいなら早い段階での利用を検討するのがおすすめです。
高1から夏期講習に参加したほうがよい理由は、今後塾に通う必要性を早いうちに判断できるためです。夏期講習にはさまざまな学力の生徒が参加しています。夏期講習の授業やテストを通じて、周囲と比べたときの自分のレベルをある程度把握できるでしょう。
学習の進度が同級生に遅れているようなら、夏期講習のあとも塾や予備校に通って成績向上を目指すのが賢明です。高1の時点で自分の学力レベルを把握しておけば、受験までに対策を講じやすくなるでしょう。
また、塾の講義の雰囲気を早めに知れることも夏期講習に行くメリットの一つです。受験が近づくにつれて塾や予備校の必要性は高まるため、早めにその雰囲気に馴染んでおくことも大切だといえます。
高1で夏期講習に行くべきなのはどんな人?

以下の条件に当てはまる人は、高1から夏期講習を受講するのがおすすめです。
- 学習習慣が身に付いていない
- 自宅で集中して勉強できない
- 1学期の定期テストで苦手科目が判明した
- 英語・数学の基礎単元に不安がある
学習習慣がなく、自宅でなかなか集中できない人は、夏期講習に参加して勉強に慣れることが大切です。明確に苦手科目がある人も、必要な講座を選んで対策しやすいでしょう。
英語・数学は学習範囲が広い積み上げ型の科目なので、習得には時間がかかります。夏期講習で高1の段階から基礎固めを万全にしておくのが確実です。
高1から夏期講習に行くメリット

ここでは、高1から夏期講習に参加する5つのメリットを紹介します。
1学期の復習と2学期の予習ができる
選択する講座にもよりますが、夏期講習では1学期の授業内容を忘れないうちに復習できます。「授業で教わったことが身に付いていない」と不安を感じている人は、復習に重点を置いた講座を受講するとよいでしょう。
2学期以降の授業では1学期の学習内容の理解を前提とするため、夏休み中にしっかりと復習することは欠かせません。同時に、夏期講習では2学期の授業内容を先取りで予習できます。学習内容を事前に知ることで2学期以降の学習負担を軽減でき、余裕を持って定期テストなどに臨めるでしょう。
苦手科目の対策ができる
1学期の定期テストなどで苦手科目が判明した場合、夏期講習を受けておくと安心です。長期休暇を利用して集中的に苦手科目の対策を行なうことで、遅れを取り戻せるでしょう。
特に、積み上げ型の数学と英語は、苦手を放置すると学力の向上に手間取りやすい科目です。高1で夏期講習を受講し、早期の対策と基礎固めに励むことをおすすめします。
学習習慣が身に付く
受験勉強を有利に進めるうえで、早めに学習習慣を身に付けることは重要なポイントです。夏期講習はスケジュールが厳密に決まっていることが多く、決められた時間に集中して勉強する習慣を養えます。場合によっては宿題も出されるため、自宅で机に向かうルーティンもおのずと身に付くでしょう。
夏期講習に参加することで高1から学習習慣を養えば、高校3年間にわたって着実に学力を鍛えられます。受験本番までには年単位の時間があり、コツコツと学習を積み重ねられるかどうかが最終的な学力を大きく左右します。
塾選びの参考になる
夏期講習に参加すると、その塾ならではの雰囲気を講義で体験できます。授業の質が高い、サポートが手厚いなど、塾や予備校にはそれぞれの強みがあり、向き不向きも人によって異なります。高校生の期間を通じて利用する塾を選ぶときの参考情報として、夏期講習で実地に授業を受けてみるのもおすすめです。
また、塾や予備校では夏期講習後に利用を継続するケースについても相談に乗ってくれます。夏期講習の受講を決めるときは、2学期以降も利用し続ける場合の学習計画について相談しておくとよいでしょう。
長期休暇を有効活用できる
高校に入って最初の長期休暇でやることが定まっていないと、時間を無駄にしてしまいがちです。
塾や予備校の夏期講習に申し込めば、学校に通わなくても定期的に講義が受けられます。長い休みでも怠け癖がつかず、短期間で集中して勉強に打ち込めるでしょう。夏休みに自主的に勉強できる自信がない人は、夏期講習を利用してみるのがおすすめです。
高1から夏期講習に行くデメリットと対策

ここでは、高1から夏期講習に行くデメリットとその対策方法を紹介します。
費用がかかる
夏期講習の費用は利用する塾や指導形態によって異なりますが、一般的に数万~十数万円のコストがかかります。個別指導で重点的に苦手対策を行なう場合などは、集団授業に比べて費用も高くなるでしょう。
夏期講習の費用をなるべく抑えるためには、必要な科目に絞って受講することが重要です。複数の塾を比較検討し、コストパフォーマンスの高い塾を選ぶとよいでしょう。ただし、費用ばかり気にして夏期講習に通う本来の目的を見失わないよう注意が必要です。
部活やプライベートとの両立が負担になる
夏期講習を受講することで、部活やプライベートとの両立が難しくなることもあります。部活に力を入れたい場合は、両立できる範囲で必要最低限の講座を選択するのがおすすめです。
また、講座を詰め込みすぎて忙しくなり、自主学習の時間がなくなる場合もあります。授業を受けるだけでは知識が効率的に定着しないため、しっかりと復習の時間を確保することが大切です。高1の夏期講習では無理をせず、ゆとりのあるスケジュールで臨むとよいでしょう。
自分のレベルに合わない場合もある
夏期講習のレベルが自分にとって高すぎる、もしくは低すぎることもあります。レベルが高すぎる場合は授業内容をうまく理解できず、低すぎる場合はモチベーションを保つのが困難です。いずれにしても時間の無駄になるおそれがあるので気を付けましょう。
夏期講習のミスマッチで時間を無駄にしないために、体験授業で講義内容のレベルを確かめておくと安心です。同時に、受講の目的を明確にして、夏期講習が自分の課題解決につながるかどうかも考慮する必要があります。
高1で夏期講習を選ぶときのポイント

ここからは、高1で利用する夏期講習の選び方を紹介します。
受講目的を明確にする
高1の場合、夏期講習の受講目的には「苦手科目の克服」や「学習習慣の確立」といったパターンがあります。夏期講習を選ぶ際は、目的を明確にしたうえで見合った内容の講座を見極めることが重要です。
例えば、数学の苦手を克服したいなら個別指導で数学を重点的に教えてもらうのがよいでしょう。志望校がすでに決まっているなら、現在の学力から逆算して学習すべき内容を考えることが大切です。
高1の段階では受験対策に注力するよりも、授業内容の理解に重きを置いて、焦らず着実に学力を伸ばしていきましょう。
通いやすさやサポート体制を確認する
夏期講習は高頻度で通うことになるため、アクセスの良さは重要なポイントです。立地が悪いと通塾に余計な時間がかかり、学習時間が削られるおそれがあります。通いやすい立地の塾や予備校を選び、講義の振り返り学習などに時間を割けるようにしておきましょう。
また、自習室の利用環境や個別質問への対応なども確認しておくことが大切です。自宅で集中できない場合は自習室の環境が特に重要となるため、利用可能な時間なども調べておくとよいでしょう。
複数の候補を比較検討する
夏期講習の内容やサポートの充実度は塾によって異なります。1つだけ見て決めるのではなく、複数の候補を探し、それぞれの特色を比較検討してから決めるのがおすすめです。
なかなか決まらないときは、体験授業や説明会などで実際の教室の雰囲気を確かめてみましょう。講師との相性なども確認しつつ、申し込みの期限に注意してどの塾が良いかを検討してみてください。
高1におすすめの夏期講習

ここからは、高1におすすめの夏期講習を紹介します。
東進ハイスクール・東進衛星予備校
東進ハイスクール・東進衛星予備校(以下、東進)では、高1生も対象に「夏期特別招待講習」を実施しています。受講料金からテキスト代まですべて無料で、豊富なラインナップから講座を選べます。
夏期特別招待講習に参加すると、東進が誇る実力講師陣の高品質な授業や、膨大なデータを活用した丁寧なコーチングを体験できます。スマートフォンのアプリで使える「高速マスター基礎力養成講座」で、英単語や計算などの基礎学力を鍛えられることも特徴です。
東進の授業に興味がある人は、完全無料の夏期特別招待講習で試してみるとよいでしょう。なお、2026年度の夏期特別招待講習の申込期限は7月31日(金)です。詳細情報については東進の公式サイトをご確認ください。
【公式】2026年 夏期特別招待講習(夏期講習)│高校生対象
河合塾
河合塾の夏期講習では、学力の土台固めに役立つ熱意ある授業で、大学入試に向けて高1から準備を進められます。1講座90分×5講完結のスタイルで、部活などの予定に合わせて授業のスケジュールを組みやすいのが魅力です。
河合塾では、高校1・2年生を対象に、1講座500円で受講できる「ダイジェスト講座」を用意しています。90分×2講の授業と確認テストで、重要単元を効率良く学習できる講座です。
講座レベルは「難関・標準」と「特別選抜」があり、自分の学力に合わせて選べるのも魅力です。大手塾の授業を長期休暇で体験してみたい人は、河合塾の夏期講習を検討してみてください。
明光義塾
明光義塾は、個別指導のスタイルで一人ひとりにオーダーメイドの学習プランを提案・アシストしてくれる学習塾です。高校1年生を対象に「基礎力養成コース」や「大学受験スタートコース」などを用意しており、目的に合わせてコースを選びやすい点に特徴があります。
夏期講習の前には無料体験授業やカウンセリングがあり、不安を払拭したうえで始められることも魅力です。個別指導ならではの対応力で苦手克服や学力向上を叶えたい人は、明光義塾を検討するとよいでしょう。
個別指導Axis
個別指導Axisは、1対1または1対2の指導スタイルや居心地の良い学習空間づくりで学習効果を最大限に高めてくれる塾です。夏期講習でも「個人別学習プラン」を提案しており、苦手克服や志望校対策などの目標にアプローチできます。
受講回数・日程・時間帯を自由に選べる柔軟性がAxisの魅力です。個別とオンラインなどの学習スタイルも組み合わせられるため、自分のやりやすい形で勉強に取り組めるでしょう。
自分らしいスタイルで夏休みの学習に臨みたい人は、個別指導Axisを検討してみてください。
高1の夏期講習に関するよくある質問

ここでは、高1の夏期講習に関する質問とその回答を紹介します。
Q.夏期講習だけ受講することはできますか?
高1に限らず、高2や高3を含めて、多くの塾や予備校で夏期講習だけを受講できます。夏期講習専用の申込窓口を用意している場合もあるため、積極的に受講するとよいでしょう。まずは夏期講習を受けてみて、雰囲気が気に入ったら本格的に入塾する使い方もおすすめです。
Q.高1の夏休みは何時間勉強すればいいですか?
高1の夏休みの学習時間は1日3時間が目安です。ただし、学力レベルや目標の高さに応じて適切な学習時間の長さは変わります。苦手分野を克服したい場合や、難関大の受験に向けて基礎を固めたい場合は、毎日3時間以上勉強するのがおすすめです。
Q.高1の夏期講習の費用相場はいくらですか?
高1の夏期講習の費用相場は、集団指導で2万~10万円、個別指導で6万~15万円が目安となります。金額は利用する塾やコースによって異なるため、比較検討することが大切です。提示される金額に教材費などが含まれていない場合もあるため、総額を事前に確かめておきましょう。
まとめ
高1から夏期講習へ行くことで、学習習慣の定着や苦手科目の対策といったメリットが得られます。自宅で集中して勉強するのが難しい人は、長期休暇を無駄にしないためにも夏期講習の利用を検討しましょう。
夏期講習の利用には費用がかかるため、自分に必要な講座を見極めることも重要です。体験授業や説明会を利用して、教室の雰囲気を確かめておくとよいでしょう。
また、授業のスケジュールを詰め込みすぎると、部活との両立や復習時間の確保が大変になるおそれがあります。プライベートと塾のバランスを取り、余裕を持って夏休みの勉強に取り組んでみてください。