東進ハイスクール・東進衛星予備校を運営するナガセは2020年10月19日、世界に羽ばたくリーダーを育成する返済不要の奨学金「東進 海外大学留学支援制度」の1人当たりの給付総額を約3000万円から約4000万円に増額すると発表した。
東進 海外大学留学支援制度は、日本全国の未来のリーダー候補である高校生に対し、世界のトップレベルの頭脳が集うアメリカやイギリスの大学への進学を支援するものだ。卒業後は各分野において、日本代表として世界を舞台に大活躍する人材となってもらうことを目的としている。
これまで同制度の1人当たりの給付金は、年間最大7万ドル、4年間で28万ドル(約3000万円)だった。しかし、このたび支援内容を見直し、1人当たりの給付金を年間9.5万ドル、4年間で38万ドル(約4000万円)に増額した。ただし、イギリスの大学へ留学する場合、1人当たりの給付金は年間最大6.5万ポンド、4年間で26万ポンド(約3520万円)となる。
本制度が適用される留学先はかつて、ハーバード大学、プリンストン大学、イェール大学、スタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学、カリフォルニア工科大学、ケンブリッジ大学の7校だった。だが今回の見直しにより、ケンブリッジ大学と並ぶイギリスの名門大学であるオックスフォード大学も対象となった。
奨学金の対象人数は各学年最大10人。ナガセは、全国統一高校生テスト決勝大会の成績と人物評価面接により、支援対象者を選抜するとしている。
大手予備校として有名な東進ハイスクールの特徴や評判について解説した記事も読んで、予備校選びや受験対策の参考にしていただきたい。