東京理科大学、2024年度から「総合型選抜(女子)」を新設――女性の理工系分野への進学を積極的に支援

東京理科大学は2023年4月19日、女性の理工系分野への進学を積極的に支援するため、2024年度入学試験から新たな入試制度として「総合型選抜(女子)」を新設することを発表した。

本選抜方式は、近年政府や産業界から理工系人材育成を求められる中、特に女性人材の拡大が求められる工学系分野で実施するもの。工学部(建築学科・工業化学科・電気工学科・情報工学科・機械工学科)、創域理工学部(建築学科・先端化学科・電気電子情報工学科・経営システム工学科・機会航空宇宙工学科・社会基盤工学科)、先進工学部(電子システム工学科・マテリアル創成工学科・生命システム工学科・物理工学科・機能デザイン工学科)、合わせて3学部16学科において一定数の女子学生募集枠を設ける。

これにより工学系分野における女子の進学を積極的に支援し、同分野により多くの視点や感性を取り入れ、多様な学生が学び合う環境を整備することで、新しい感性のもとでのイノベーション創出を促進する。

2024年度は、各学科3人、合計48人を募集する。出願要件は、「高等学校又は中高教育学校を2024年3月卒業見込の女子」「高等学校(中等教育学校)最終学年第1学期又は前期までの数学および理科の評定平均値がそれぞれ4.0以上であること」「志望する学科の指定する科目をすべて履修していること」「出願する学部学科への入学を第一志望とし、合格した場合に入学することを確約できる者」をすべて満たすこと。学校推薦型選抜との併願は不可としている。

出願期間は2023年9月5日から7日まで、選考日は10月7日、合格発表は11月3日となっている。

東京理科大学を含め、多くの大学が総合型選抜を採用している。総合型選抜(旧AO入試)の制度概要や利用できる大学、おすすめの塾・予備校を紹介した記事も読んで、受験勉強の参考にしていただきたい。

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東京理科大学 2024年度総合型選抜(女子)を新設|東京理科大学

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