芝浦工業大学、一都六県以外からの入学者に年間110万円を給付する「朝日に輝く奨学金」整備――授業料負担は実質国立大学並みに

芝浦工業大学は、2024年8月1日、2025年度一般入学者選抜において優秀な成績を収めた者のうち、一都六県以外からの入学者について、1人あたり年間110万円を給付する「朝日に輝く奨学金」を整備することを発表した。これにより、採択者の授業料負担は実質国立大学並みになるという。

同大学は、全国各地にあるさまざまな社会課題を解決するための技術やアイデアが求められている現在、各々の地域が抱える課題を肌で感じている学生が全国から集まり共に学ぶことで、多様な意見やアイデアが交わり、社会に出た卒業生たちが将来全国各地で課題解決に導く技術や製品開発を創出していくものと認識している。

しかし、現状では一都六県からの入学者が8割を越えており、その背景には、近年の物価高騰などによって受験生が首都圏に進学する際の経済的負担が大きいことが推察される。そこで、優秀な人材が経済的理由により首都圏への進学を諦めることなく、実質国立大学並みの授業料負担で学修できるよう、同奨学金制度を整備するに至ったという。

同奨学金の給付対象は、一都六県以外出身者のうち、一般入学者選抜前期日程または大学入学共通テスト利用方式(前期)において優秀な成績で合格し、同大学に入学する者。成績上位300人を目途とし、対象者には合格発表時に個別に通知する。

給付額は、1人あたり年間110万円。入学後、毎年度末の学修成績で奨学金の継続可否を判断し、最大4年給付する。

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【芝浦工業大学】一都六県以外からの入学者に向け授業料負担が実質国立大学並みとなる給付奨学金を整備~年間110万円を最大4年間給付~ – 大学プレスセンター

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