大正大学合格に導いてくれる塾・予備校は? 入試制度や難易度、対策のポイントもバッチリ解説

大正大学は、東京都豊島区にメインキャンパスを構え、仏教学部・文学部・表現学部・人間学部・臨床心理学部・地域創生学部の6学部を擁する私立文系総合大学です。拓殖大学・玉川大学、産業能率大学とともに「拓玉産大」と称され、「日東駒専」に次ぐレベルの大学として近年注目を集めています。

大正大学は仏教系大学ということで、なんとなく近寄りがたいと感じる人もいるかもしれません。しかし、実際には仏教のみならず、心理や歴史、メディアなどの多彩な学びを展開している上、学部の垣根を越えて地域密着型のアクティブラーニングを実践。アットホームな環境でじっくり学びを深められると、学生たちから高く評価されています。

また、キャリアサポートが充実している点も、大正大学の大きな魅力の1つです。大正大学では、少人数制の実践ゼミ、学内企業研究会、キャリアアドバイザー有資格者による個別指導などを実施し、学生たちの就活スキルを高めています。その甲斐あってか、2013年度には約83%だった就職率を2023年度には約96%まで高め、現在に至るまで95%以上をキープし続けています。

このように、年々存在感を増している大正大学にぜひ入学したいと考えている人は多いでしょう。しかし、大正大学に入学するためには、万全の準備を整えて入試を突破しなければなりません。自力で入試対策を進めていく自信が無い人は、塾・予備校の門を叩くことも検討した方が得策でしょう。

そこで今回は、大正大学の入試制度と難易度、入試対策のポイントについて解説した上で、大正大学を目指す人におすすめの塾・予備校を3つ紹介します。

大正大学の入試制度

大正大学の主な入試制度としては、「奨学生チャレンジ入試」「一般選抜」「大学入学共通テスト利用入試」「総合型選抜」「高大接続入試」「自己推薦入試」「地域戦略人材育成入試」が挙げられます。

奨学生チャレンジ入試・成績に応じて完全給付型の奨学金の付与を受けられる
・3科目の独自試験が課される
一般選抜・大正大学の独自試験のみで合否を判定
・4科目方式・3科目方式・2科目方式の3方式、
 前期・中期・後期の3日程がある
大学入学共通テスト利用入試・大学入学共通テストを利用して合否を判定
・4科目型・3科目型・2科目型の「国語プラス方式」、
 4科目型・3科目型の「英語プラス方式」、
 大正大学が課す記述問題と
 大学入学共通テストの2科目で合否を判定する
 「記述問題プラス方式」の6方式、
 前期・後期の2日程がある
総合型選抜・大正大学を専願とし、全体の学習成績の状況が
 3.0以上の人が挑戦可能
・第一次審査として書類審査、第二次審査として
 学科・コース別審査が課される
高大接続入試・小論文と面接が課される「専願(公募制)」「指定校」、
 基礎確認テストと面接が課される「併願(公募制)」、
 実績報告書・基礎確認テスト・面接が課される
 「探究活動・課外活動型」の4方式がある
自己推薦入試・何かしらの成果・頑張りがある人のための
 入試・事前課題・基礎確認テスト・面接で合否を判定
地域戦略人材育成入試・大正大学を専願とし、地域創生学部への
 進学を志望する人のための入試・第一次審査として
 書類選考、第二次審査としてプレゼンテーションと
 面接が課される

この他に「宗門子弟特別入試」や「スポーツ特別入試」などもあります。特に前者は仏教系大学らしい特徴と言えるでしょう。

※受験の際には、必ず当該年度の「学生募集要項」を確認してください。

大正大学の難易度と入試対策のポイント

パスナビのデータによると、大正大学の偏差値は35~45となっています。

最も偏差値が高い学部・学科は「臨床心理学部 臨床心理学科」「表現学部 表現文化学科、メディア表現学科」です。反対に、最も偏差値が低い学部・学科は「地域創生学部 地方創生学科、公共政策学科」「仏教学部 仏教学科」です。

偏差値のみを見れば、大正大学の難易度はそれほど高くありません。しかし、人気の学部・学科の倍率は7~9倍に膨れ上がることもあるため、油断は禁物です。確実に大正大学合格をつかみたいと考えるのであれば、他の人に負けず劣らず、十分な努力を重ねていく必要があります。

大正大学の独自試験が課される入試に挑戦する人は、教科書レベルの基礎力をしっかりと固めた上で、繰り返し過去問演習に取り組みましょう。また、大正大学が主催する入試対策講座を受講することもおすすめです。なお、大正大学が運営する受験生応援サイト「ココカラ」では、アカウント登録をすれば入試対策講座の動画や過去問を閲覧できます。

大学入学共通テストが課される入試に挑戦する人は、得点率6割以上を目指しましょう。実践力を高めるためにも、大学入学共通テストの模試も受験しておくことをおすすめします。

大正大学を目指す学生におすすめの塾・予備校

大正大学は積極的に入試対策コンテンツを発信しているため、自力で対策がしやすい大学であると言えます。しかしその一方で、自力での対策ではライバルと差を付けるのが難しい大学であるとも言えます。

ライバルに負けない力を身に付けたいと考えるのであれば、大正大学の入試対策に強い塾・予備校の力を借りることを強くおすすめします。

以下より、大正大学の入試対策に強い塾・予備校を3つ紹介します。

東進ハイスクール・東進衛星予備校

東進ハイスクール・東進衛星予備校(以下、東進)は、日本一の現役合格実績を誇る大手予備校です。東京大学をはじめとする最難関大学から、地域密着型の地方大学まで、国公立・私立を問わず、全国各地の大学に毎年数万人の現役合格者を送り出しています。

東進がこれほど幅広い大学の入試に対応できる理由は、洗練された合格システムにあります。実力講師陣による超一流の映像授業や、生徒一人ひとりを丁寧にサポートする担任指導、学校推薦型選抜や総合型選抜に対応する力を培うためのワークショップ、東進の指導力と最新技術の粋が詰まった志望校対策講座など、さまざまです。

とりわけ、10年分相当の大学入学共通テスト型演習と全国すべての国公立・私立大学の直近5年分の独自試験の演習に取り組める「過去問演習講座」や、自身の学習履歴と東進の持つビッグデータをAIが分析し、効率よく成績を伸ばせる演習セットを優先度順に提案してくれる「志望校別単元ジャンル演習講座」などの志望校対策講座は、大正大学現役合格を目指す人なら要チェックです。

大学入学共通テストを利用して大正大学の入試に挑戦しようと考えている人は、東進主催の連続模試「共通テスト本番レベル模試」の受験も検討してみてください。よりスピーディーかつタイムリーに自分の立ち位置や弱点がわかるだけでなく、試験当日のイメージがつきやすくなるはずです。

鬼管理専門塾

寄り道は一切せず、大正大学の入試対策にだけ集中したい人は、鬼管理専門塾をぜひチェックしてみてください。

オンライン予備校である鬼管理専門塾では、大正大学に特化した入試対策ができます。

1日ごと・1週間ごと・1か月ごとにカリキュラムを作成し、毎日課題をしっかりこなしているかをチェック。さらに最大週7日・月28日の頻度で実施する確認テストや、間違えた問題を解けるようになるための解決策を提案してもらえる問題発見ミーティングなどを通じて、大正大学志望者を徹底管理してくれます。

また、鬼管理専門塾は、最大週7回・月30日・年365日、オンライン自習室を開講しています。ランキング形式で勉強時間が表示されたり、イベントが開催されたりして全国各地のライバルと切磋琢磨できます。モチベーションを高く維持したい人にはうってつけでしょう。

エルヴェ学院

エルヴェ学院は、東京都・千葉県・茨城県に19の校舎を構える個別指導学習塾です。大手の塾・予備校と比べると小規模な塾ではありますが、毎年、慶應義塾大学のような難関大学をはじめとするさまざまな大学に合格者を送り出しています。2024年度には大正大学合格者も輩出していることから、大正大学の入試対策に関するデータや指導ノウハウにも期待できます。

エルヴェ学院では、講師1人対生徒1人または講師1人対生徒2人で個別指導を受けられる「通常個別指導」、家に居ながら講師1人対生徒1人の双方向ライブ個別指導を受けられる「オンライン個別指導」、予習・解説・復習の3段階システムを組み込んだ「映像授業」の3つの指導スタイルから、自身に合うものを選べます。

「通常個別指導」と「オンライン個別指導」では、一般選抜のみならず、学校推薦型選抜や総合型選抜の対策にも対応してもらえます。1つの方式に絞らず、さまざまな方式で大正大学の入試に挑戦しようと考えている人も、安心して対策を進めていけるでしょう。

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