医学部受験 クエストってどんな予備校?特徴やコース、合格実績や学費などを解説

医学部受験 クエスト(以下、クエスト)は、その名の通り医学部受験のための予備校です。25人以内の徹底した少人数制・東大卒中心の実力派講師を軸にハイレベルな指導を実施し、毎年数多くの合格者を輩出しています。

今回はそんなクエストについて、具体的な医学部合格実績やコースの内容、通学にかかる費用などを解説。医学部医学科を目指す人は、ぜひ参考にしてください。

クエスト 公式サイト

クエストの医学部医学科への合格実績は?

クエストは私立大学医学部を中心に、多くの生徒を難関大学合格に導いています。2021年度は、61名の医学部1次合格者、60名の医学部最終合格者を輩出しました。

具体的には、東京慈恵会医科大学、日本医科大学、順天堂大学、昭和大学、日本大学、聖マリアンナ医科大学などです。また、群馬大学や京都府立医科大学、弘前大学といった国公立大学の合格者もいます。

高い指導力が特徴のクエストですが、その指導を受け、偏差値50程度から医学部に合格したという人も。公式ホームページでは、合格を果たした先輩たちの体験記が読めます。ぜひ、目を通してみてください。

クエストってどんな予備校?特徴とコースを紹介

クエストが目指すものは、中途半端な教育でなく本物の「知」の教育です。

そのため、医学部合格に向け周到に用意されたカリキュラムや教材、優れた教師がそろっています。また、集団指導と個人指導の2つの指導方法を使い分けています。

ここからは、クエストの特徴やコースについて、詳しく解説していきます。

塾長と面談!定期的に生徒・保護者へアドバイス

クエストでは、定期的に塾長との面談を実施しています。

面談では、塾長自らが、受験生の状況をもとに今後の学習計画を作成。「何が苦手なのか」「どのような対策をすべきなのか」といった具体的なアドバイスがもらえます。生徒の中には、半年で模試の合格判定がEからAになったという人もいるほどです。

また、保護者との面談も欠かしません。生徒の学習状況を伝えるほか、受験大学を決める際には、生徒と保護者の双方が納得できるよう話し合いの機会を提供します。

指導方法は2つ!集団と個別の双方から合格へ導く

クエストには、高卒生(浪人生)・高3生を対象とした「集団指導」と、一対一の「個別指導(パーソナルクエスト)」という2つの指導方法が用意されています。

集団指導は、25人以下の少人数クラスで実施されるため、講師との距離が近いのが特徴です。クラスは校内テストの結果により能力別に分けられますが、一度の試験で固定化するわけではありません。校内テストは年8回と頻繁に実施しており、その都度クラスが変わります。

生徒にとっては努力が分かりやすい形で表れる制度であり、生徒同士が互いに切磋琢磨できる環境が整っているといえるでしょう。

また、集団指導では原則として、毎朝「早朝テスト」を実施。テスト結果で学習到達度を確認するとともに、学習内容の定着を図ります。

マンツーマンで指導を受けられる個別指導(パーソナルクエスト)は、個人面談をもとに進行します。学習計画の作成・授業実施・学習状況の確認・今後のアドバイスを繰り返し、実力アップを目指していくのです。

基礎学力の補強からハイレベルな学習まで、あらゆるレベルに対応しています。授業時間や担当講師を自由に選べるため、融通が利くのも特徴です。

生徒に合わせたパーソナルな指導のため、推薦・AO入試の面接対策や小論文対策にも効果的だと言えます。基本的には集団指導の補強という位置づけですが、苦手科目の克服や得意科目の強化を目的に個別指導のみを利用することも可能です。

生徒を支える4つのフォローシステム

クエストには、生徒を合格へ導くための4つのフォローシステムがあります。

1つめは、「テストシステム」です。年8回の校内テスト、毎朝の早朝テストに加え、全統模試、確認テストやお帰りテストなどさまざまなテストを実施。学習内容や、典型問題の定着、学習課題の明確化を目指します。

2つめは、「クラス担任・チューター制」です。担任となるスタッフが、生徒の出欠や成績データ、学習計画の進み具合などを管理します。また、担任やチューターに生活全般についても相談可能です。

3つめは、「家庭通信」です。クエストでは月に一度、生徒の「成績・テスト結果」「ICカードの入退出記録」「学習状況」などを各家庭に報告します。こうした定期的な報告により、保護者も安心して通わせることができるでしょう。

4つめは、「添削システム」です。国語や英語、数学だけでなく、化学や物理なども含め、科目ごとに特徴を立てて添削指導を実施しています。

クエストのコースやカリキュラムは?

クエストは、本物の「知」の構築を目指す予備校です。前述のとおり、一人ひとりに合った指導方法を提供するため、少人数制の「集団指導」と、マンツーマンの「個別指導」という2つを整えています。

それぞれを比較すると、以下のような違いがあります。

指導方法集団指導個別指導
設置コース※●医学部コース 昼間部(高卒生対象)
●高校部(現役生対象)
なし(医学部受験を知り尽くした講師によるマンツーマン指導のみ)
特徴入会テストに合格するか、塾長面談で合格への熱意が認められた人しか入れない入会テストはなし

※設置コースには、東大受験コースもあります。このコースは、東大を主目標にしつつ、東京医科歯科大学や千葉大学といった国立大学の医学部や、慶應義塾大学医学部、東京慈恵会医科大学、順天堂大学医学部等の旧設医学部にも対応できるカリキュラムとなっています。

クエストの一般的なカリキュラムでは、自宅で予習や復習を行い、演習を兼ねて頻繁にテストをすることで学習の到達度を確認。そして講義を受け内容を整理することで、内容の定着を図ります。

個別指導でも、授業を受けっぱなしにするのではなく、学習計画を作成したり、達成度確認テストをしたりして、ケアをしていきます。こうして、「わかる」だけでなく「できる」ようにすることを目指しているのです。

クエストの講師の特徴は?

クエストには、医学部受験に強いプロ講師が多数在籍しています。東大卒、東大院卒、シカゴ大院卒といった超一流大学の出身者や、大手予備校の実力派講師をはじめとして、出版書籍が多数ある講師や、現役の大学講師・研究者も。

そのようなハイレベルの講師陣が、学問の本質・正攻法を丁寧に身につけさせる、質の高い授業を徹底しているのが特徴です。

また、少人数制または個人指導のため、講師と生徒の距離が近く、一人一人に目が届くのも利点です。対話式の演習授業のため、質の高い講師陣に疑問点をいつでも質問できます。

クエストの授業料・学費はどのくらい?特待生制度はある?

予備校選びの際に気になるのが、学費や季節講習代といった料金でしょう。

クエストでは、コースごとに入会金や学費が異なります。各コースの入会金と年間授業料は下表の通りです。

【集団指導:2021医学部コース 昼間部生】

入会金19万8000円
授業料227万7000円
学費総額247万5000円

【集団指導:高校部(現役生)】

入会金2万7500円
春期講習(5回)3万6000円
一学期講習(11回)7万9200円
夏期講習(5回)3万6000円
二学期講習(11回)7万9200円
冬期講習(3回)2万1600円
プレ講習(6回)4万3200円

【個別指導(パーソナルクエスト)】

なお、クエストでは高卒生(浪人生)を対象に、特待制(合格者奨励金制)を導入しています。

具体的には、2020年・2021年に入塾した高卒生が、医学部医学科の「旧帝大」「医科歯科大」「千葉大」「慶應1次」に合格した場合、授業料のうち50万円を返金するというものです。

この制度を利用した場合、授業料は177万7000円になります。通常の授業料が200万円以上だと考えると、かなり大幅に費用を抑えることができるといえるでしょう。

クエストに通う高卒生・これから通う高卒生は、しっかりと学習に取り組み、ぜひ特待制の適用を目指してください。

医学部受験 クエスト 公式サイト