個別指導の特徴を集団指導と徹底比較!おすすめの個別指導塾・予備校も紹介

塾・予備校といえば、多くの人がたくさんのライバルたちと肩を並べて授業を受ける集団指導を思い浮かべるでしょう。しかし最近では、ライバルの存在を気にせずに自分のペースで学習を進められる個別指導の塾・予備校も台頭してきています。

これから大学受験のために塾・予備校に通うことを検討している人の中には、個別指導と集団指導のどちらを選ぶべきか迷っている人もいるでしょう。そこで今回は、個別指導と集団指導にはそれぞれ具体的にどのようなメリット/デメリットがあるのかを解説した上で、おすすめの個別指導塾・予備校を3校紹介します。

個別指導の特徴とメリット/デメリット

まずは、個別指導の特徴とメリット/デメリットについて解説します。

個別指導の特徴

個別指導は、学力や志望校に応じて生徒一人ひとりに合わせたカリキュラムを組み、生徒の理解度を丁寧に確認しながら学習を進めていく指導形式です。

多くの個別指導塾では、仕切られた個別ブース内で生徒1人と講師1人のマンツーマンで指導が行われます。しかし塾によっては2~3人の生徒に対して講師1人が巡回するようにして指導を行ったり、基本的には映像で授業を進めて困ったことがあれば担任やチューターがその都度サポートしたりするなど、塾・予備校によってさまざまなスタイルがあります。

個別指導のメリット

個別指導のメリットとしては、以下の3つが挙げられます。

①個人に合わせて学習ペースを調整できる

得意な単元はスピーディーに、不得意な単元はじっくりと時間をかけて、生徒個人の理解度に応じてペースを調整しながら学習を進めてくれます。

②質問がしやすい

授業の流れを気にしたり、他の生徒に気を遣ったりする必要がないため、分からないところがあればすぐに質問できます。

③自分に合った講師を選べる

多くの個別指導塾では、生徒の学力や志望校、希望に合わせて講師を選べます。相性の良い講師から指導を受けることで、理解度もさらに向上するでしょう。

個別指導のデメリット

個別指導のデメリットとしては、以下の2つが挙げられます。

①料金が高いことが多い

生徒一人ひとりにきめ細やかな指導をするためには、多くの労力と人件費が必要になります。そのため、集団指導塾と比べると料金が高めに設定されていることが一般的です。

②競争意識が薄れる可能性がある

講師とのマンツーマンが多いため、他の生徒の様子はほとんど見られません。集団指導のようにライバルと切磋琢磨しながらモチベーションを高めていくことは難しくなるでしょう。

個別指導が向いているのはこんな人

個別指導に向いているのは、以下のようなタイプの人です。

・得手不得手の差が激しい人
・勉強の仕方が分からない人
・引っ込み思案な人
・競争が苦手な人

集団指導の特徴とメリット/デメリット

続いて、集団指導の特徴とメリット/デメリットについて解説します。

集団指導の特徴

集団指導は、定められたカリキュラムに従い、複数の生徒が1つの教室に集まって一斉に同じ授業を受ける指導形式です。

10人前後の少人数制や数十人以上の多人数制、講師が一方的に授業を進める講義型、コミュニケーションを行いながら授業を進めていく双方向型など、集団指導のスタイルも塾・予備校によって異なります。

また、塾・予備校に通わなくても、オンラインで自宅に居ながら集団指導を受けられる塾・予備校もあります。

集団指導のメリット

集団指導のメリットとしては、以下の2つが挙げられます。

①料金が比較的安価

集団指導は個別指導に比べて、料金が安いのが一般的です。一人ひとりに専用のカリキュラムを組む労力がかからず、講師も生徒の人数分確保する必要がないためだと考えられます。

②競争心を刺激する環境

同じ教室でたくさんの生徒と一緒に授業を受けていると、一生懸命頑張るライバルたちの姿がよく見えます。「自分ももっと頑張ろう」という前向きな競争心が湧き上がってくるでしょう。

集団指導のデメリット

集団指導のデメリットとしては、以下の2つが挙げられます。

①一人ひとりの進捗に合わせにくい

1人の講師が大勢の生徒を受け持つため、生徒一人ひとりの理解度を丁寧に確認する余裕はほとんどありません。融通を利かせることが難しく、十分に理解していない生徒がいても授業が進んでいってしまいます。

②質問しづらい場合がある

授業が終わるまでは質問できず、分からないところがあってもそのまま授業が進んで行ってしまう場合があります。また、授業中に質問をすることが許されていても、大勢の生徒の前で手を挙げて質問するのは苦痛に感じられる人もいるでしょう。

集団指導が向いているのはこんな人

集団指導に向いているのは、以下のようなタイプの人です。

・基礎的な学力が身に付いている人
・ライバルがいると頑張れる人
・人目を気にせず積極的に質問できる人

個別指導をしているおすすめの塾・予備校

個別指導と集団指導を比べてみると、「個別指導の方が向いていそうだ」と感じた人も多いのではないでしょうか。

ひとえに個別指導と言っても、先に述べた通りさまざまなスタイルの塾・予備校があります。

大手の塾・予備校の中には、基本は集団指導ですが、個別指導に対応している塾・予備校もあります。「集団指導をメインで受けて、苦手な部分は個別指導を受ける」というように、集団指導と個別指導を組み合わせて受けている人もいます。

個別指導を受けたい場合には、さまざまな塾・予備校をチェックして自身の特性に合った個別指導を受けられる塾・予備校を選ぶことが大切です。以下より、個別指導をしているおすすめの塾・予備校を3つ紹介します。

東京個別指導学院

東京個別指導学院は、ベネッセグループの個別指導塾です。首都圏を中心に展開しています。

生徒一人ひとりの学習状況や志望大学に応じてオリジナルの学習プランを作成し、ベネッセグループならではの情報力を活かした指導を行っています。在籍している講師陣も粒ぞろいで、生徒は実際に授業を受けた上で相性の良い講師を選べます。

受講科目はもちろん、通塾回数や通塾日も自由に調整可能です、当日の授業前までに連絡すれば、無料で授業の振替を行えます。

自習スペースも使い放題となっており、授業がない日も気兼ねなく通えます。

個別教室のトライ

個別教室のトライは、トライグループの個別指導塾です。全国に約650の教室を展開しています。

個別教室のトライでは、生徒の悩みをしっかりと聞き取り、一人ひとりにピッタリなオーダーメイドカリキュラムを作成。完全マンツーマンで、生徒の理解度に合わせてじっくりと指導を行っています。

講師は全国33万人から、生徒の要望や相性を考慮して選抜されます。万が一相性が合わなかった場合には、無料で講師の交代も可能です。また、料金はそのままで、教科別に講師を代えることも可能です。

開校時間内は自習スペースも開放されており、トライグループが誇る「トライ式AI教材」も使いながら効率的に自習を進められます。

東進ハイスクール・東進衛星予備校

意外と知られていませんが、実力講師陣による映像授業で有名な大手予備校の東進ハイスクール・東進衛星予備校(以下、東進)も個別指導に対応しています。東進のカリキュラムは決して画一的なものではなく、それぞれに合わせた完全個別のものなのです。

その要となるのが、一人ひとりに担任と担任助手がついて行う「担任指導」。まず、のべ100万人以上の東進生の学習データや入試の徹底分析データを活用して、一人ひとり異なる「合格設計図」を作成します。入試本番から逆算して、長期・中期・短期の学習方針と具体的な学習計画を提案してくれるのです。

担任指導の「合格作戦打ち合わせ」では、受講状況や模試の結果からこの合格設計図を見直します。面談は1対1なので、不安や悩みの相談もできる有意義な時間になるでしょう。また、登校・在校時に1日の学習内容を担任や担任助手と確認する「コーチングタイム」で、計画を微調整してもらうことも可能です。

さらに、担任・担任助手の指導のもと、5~6人程度の生徒が集まって切磋琢磨する「チームミーティング」も週ごとに実施。程よく競争心が刺激され、モチベーションを高く維持できます。

AIを活用した「志望校別単元ジャンル演習講座」も個別対応カリキュラムの1つです。これは、AIが一人ひとりの学習課題や優先度を特定し、それぞれに最適な「必勝必達演習セット」を提案するというもの。過去問の綿密な分析や30万問以上の演習データベースから導き出された演習に取り組むことで、効率的に苦手を克服し、成績を向上させられます。2022年度からはより楽しく続けられるスペシャルモードも導入されました。

自習室や模試なども利用し放題で、さまざまなサポートを受けながら積極的に学習に励むことができるでしょう。

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