YMSは、東京都渋谷区にある医学部専門予備校です。校舎は、JR・都営地下鉄大江戸線 代々木駅、小田急電鉄 南新宿駅から徒歩2分というアクセスの良い場所にあります。
YMSの大きな特徴は、受験勉強の指導をするだけでなく、「よき医療人」として活躍できるよう将来を見据えた指導をしていることです。週に一度実施する「医のアート」という特別なプログラムでは、さまざまなテーマで集団討論や面接を行い、医学・医療について多角的に理解し考える力を養います。
ここからは、そんなYMSの合格実績やコースの内容、費用などを紹介していきます。医学部医学科を目指す人はぜひ参考にしてください。
YMSの医学部医学科への合格実績は？
予備校選びの際に気になるのが合格実績です。YMSの2021年度医学部入試の合格実績は次の通りでした。
2021年度入試の結果、YMSは一次合格者437人、最終合格者265人を輩出しました。この最終合格者数は、一校舎当たりの成果としては日本一とのことです。
具体的な大学名を挙げると、慶應義塾大学、日本医科大学、東京慈恵会医科大学、昭和大学、順天堂大学などの難関私立大学医学部のほか、北海道大学や筑波大学、東京医科歯科大学といった国公立大学へも合格者を出しています。
また2020年度の最終合格者数は198人、2019年度は236人であり、安定して200人程度を合格に導いています。これも、YMSに高い指導力があるからこそ為せる技と言えるでしょう。
YMSってどんな予備校？ 特徴とコースを紹介
ここからは、YMSの特徴やコースについて解説していきます。
YMSの手厚いサポート！ 生徒を支える「担任指導」
YMSでは、専任講師自らが週に一度の頻度で生徒一人一人と面談し、全教科にわたり適切なアドバイスをしてくれます。また「何を・どれだけ・いつまでに」するかといった一週間の学習計画を立てたり、模試や復習テストの結果をチェックして学習状況を把握したりと、生徒に合わせた指導も行います。
学習効率を高めるだけでなく、精神的にも手厚くサポートくれるのもYMSの特徴です。YMSではオフィスアワーという時間を設けているため、この時間を使って各教科の講師に質問や相談し、疑問を持ち帰ることなく解決することができます。
YMSが改良を続けるオリジナルテキスト
YMSの授業は1クラス20人前後の集団授業です。そこで使用されるオリジナルテキストは、「学問の本質を追及すること」と「生徒の学習を合理化すること」を重視して作成されたもので、所々に医学部の過去問を折り込んでいます。
またカリキュラムも、長年医学部入試を分析・研究してきた講師陣が作成しています。入試本番から逆算して作られているため、計画的に無理なく医学部合格に必要な力を身に付けられます。
高卒生・現役生に特化したコースとカリキュラム
YMSには高卒生向けのコースと現役生向けのコースがあり、どちらのコースでも医学部合格に特化したカリキュラムを受けられます。
設置されているコースは以下の通りです。
【高卒生】
- 高卒国公立本科コース
- 高卒本科コース
- 国公立推薦本科コース
- 私立推薦本科コース
【高3生】
- 高三本科コース
- 国公立推薦本科コース
- 私立推薦本科コース
【中3生～高2生】
- Spireコース
【留学生】
- 外国人留学生コース
まず、高卒生に向けたコースを紹介します。
- 高卒国公立本科コース
高卒国公立本科コースは、国公立大学医学部を第一目標に、難関私立大学医学部にも合格することを目指すコースです。週3回「国公立共通テスト特訓」を行うことで、大学入学共通テストの形式に早くから慣れ、余裕を持って解答できる力を身に付けます。また、共通テスト対策だけでなく、志望校に合わせた面接や小論文対策などもあります。
- 高卒本科コース
高卒本科コースは、私立大学医学部をターゲットに国公立大学医学部への合格も目標とするコースです。同コースには「HYPERクラス」「JKクラス」「STクラス」の3つのクラスがあり、私立医学部大学別模試の成績をベースにクラス分けを実施します。そのため、自分のレベルに合った最適なクラスで学ぶことができます。
HYPERクラスは、全教科の得点が基準点を超えている生徒だけが選抜される上位クラスです。国公立・5Ｇ（慶應義塾大学、日本医科大学、東京慈恵会医科大学、昭和大学、順天堂大学）といった難関私立大学医学部への合格を目指します。
JKクラスは、難関医学部への合格を目指すコースです。得意科目を伸ばすことに重点を置いた授業を行います。
STクラスは、私立大学医学部の合格を目指すスタンダードなコースです。苦手科目の克服に力を入れ、早期に基礎を完成させることで、医学部に合格できる力の習得を目指します。
- 国公立推薦本科コース
国公立推薦本科コースは、現役生向けの推薦型選抜だけでなく、総合型選抜や地域枠などにも対応したコースです。面接対策、願書添削指導、小論文対策など、志望校に合わせた対策を行います。
- 私立推薦本科コース
私立推薦本科コースは、私立医学部の学校推薦型選抜・総合型選抜に特化した対策講座です。YMSの豊富なデータをもとに、各大学ごとに異なる入試傾向に合わせて、小論文や面接などの対策を実施します。常設コースとして、東京医科大学、東京女子医科大学、北里大学医学部、聖マリアンナ医科大学、東邦大学があります。
次に、高校3年生向けのコースです。
- 高三本科コース
高三本科コースは、一人一人に合わせた手厚く幅広い指導で現役合格を目指すコースです。一般選抜対策のほか、学校推薦型・総合型選抜対策にも対応しています。
- 国公立推薦本科コース
国公立推薦本科コースは、推薦型や総合型選抜、地域枠などにも対応したコースです。土日を利用した指導やメールによる添削指導など、通塾が難しい人への指導も実施しています。
- 私立推薦本科コース
私立推薦本科コースは、学校推薦型選抜・総合型選抜に対応したコースです。学科試験や本番さながらの面接対策のほか、小論文や願書添削指導など、各大学の傾向に合わせた指導をしてくれます。開示情報の少ない学校推薦型・総合型選抜ですが、YMSにはこれまで蓄積された豊富なデータがあるため、的確な対策が可能です。
中3～高2生を対象としているのがSpireコースです。
- Spireコース
Spireコースでは、早い段階から医学部現役合格を見据え、基礎学力の完成に力を入れて学びます。
最後に、留学生を対象としたコースです。
- 外国人留学生コース
日本語力やビザの取得など、入学には一定の条件があります。
YMSの講師の特徴は？
ここからは、YMSの講師について紹介します。
YMSの講師は、医学部受験専門のプロ講師です。高い指導力で、多くの学生を医学部合格に導いています。
YMSでは、医学部受験を指導できる実力や経験はもちろんですが、「人が好きであること」も講師の採用条件となっています。
こうした条件を満たしているため、YMSの講師は生徒に寄り添った指導をしてくれます。担任が生徒の受験生活を支える「担任指導」では、各教科のアドバイスや学習計画の策定など、一人一人に合わせてオーダーメイドの指導を行います。
YMSに1年通塾、必要な学費・授業料は？
予備校に通うとなると気になるのが、授業料や季節講習代といった費用です。ここからは、YMSに通うのに必要な学費や、授業料などが免除となる特待生制度について解説します。
YMSでは、コースごとに入学金や学費が異なります。YMSの各コースの入学金と年間授業料は下表の通りです。
入学金については、YMSの同窓生の家族と継続生は免除となります。また、夏期・冬期・直前講習といった季節別の講習会学費は模試の成績に応じて決まるのですが、こちらは別途支払う必要があります。
YMSは高卒国公立本科コース・高卒本科コース・高三本科コースに通う者を対象に特待生制度を設けており、成績優秀者や志の高い生徒を特待生として受け入れています。特待生の学費は次の通りです。
上記の授業料や生徒指導料のほか、夏期・冬期・直前講習といった季節別の講習会学費にも減免制度があります。これは、高卒国公立本科コース・高卒本科コース・高三本科コースに通う者で、毎月の医学部大学別模試の成績上位50人に対し、季節講習会費を減免するというものです。
| 対象模試 | 減免額 |
| 4月・5月 模試上位者 | 夏期講習会費7月分総額：16万5000円×減免率 |
| 6月 模試上位者 | 夏期講習会費8月分総額：24万7500円×減免率 |
| 7月・8月 模試上位者 | 冬期講習会費×減免率 |
| 9月・10月 模試上位者 | 直前講習会費12月分総額：16万5000円×減免率 |
| 11月 模試上位者 | 直前講習会費1・2月分総額：16万5000円×減免率 |
減免率は以下の通りです。
・1～3位：100％
・4～6位：90%
・7～10位：80％
・11～15位：70％
・16～20位：60％
・21～25位：50％
・26～30位：40％
・31～35位：30％
・36～40位：20％
・41～50位：10％
コースによって学費は大きく異なり、決して安いとは言えないかもしれません。しかし、特待生制度や減免制度が充実しているため、自身の成績などによっては料金を抑えて通えます。YMSに通うことを検討している人は、ぜひこうした特待生制度を受けられるよう、しっかりと勉強に励みましょう。