授業を受けるだけじゃない! 効果的な予備校の使い方で合格を目指そう

志望校に合格するために予備校に通っている、あるいはこれから通おうと検討している人は多いでしょう。しかし、予備校を最大限に活用できていない人もいるかもしれません。周りの受験生や先輩たちは、どのように予備校を利用しているのでしょうか。

皆さんは「予備校は授業を受ける場所」と考えていませんか? 実は授業を受ける以外にも、予備校の活用法はたくさんあります。ここでは、予備校の使い方について詳しくご紹介します。せっかく通うのですから、予備校生だけの特権を効果的に利用していきましょう。

学習サポートや志望校の選定をしてもらえる

予備校のスタッフ陣は大学受験のプロフェッショナルとして、数多くの受験生を合格に導いてきました。具体的には、受験に向けた学習計画の立案をしたり、勉強を習慣付けるコツを教えたりと、大学受験を全面的にサポートしてくれます。行きたい大学がなかなか決まらない場合は、志望校選びのアドバイスをもらうこともできます。

こうした業務は現役大学生を中心としたチューターが担当することが多いのですが、受験生のサポート専門スタッフを置く予備校も存在します。こうしたプロの知恵を借りることは予備校生ならではの特権ですから、存分に活用しましょう。

通った目的としては、やはり家で1人で勉強するのは難しいと思ったのと、自分にとって適切な教材、授業、進路指導などを受けたかったからです。教材や授業、進路指導などについても、チューターの方が一人一人面談を通して様々な話を聞いて下さるので、安心して勉強に取り組めました。

勉強がかなり嫌いだったため、まずは勉強の方法を教えてもらうために予備校に通い始めました。私が通っていた予備校では、時間管理やモチベーション管理、勉強の進捗管理までしっかりとしてくださっていたので、いい意味で逃げることが出来ず、勉強をする習慣も身につき、自分にあった勉強方法も見つけることが出来ました。

志望校と滑り止めの大学の設定や、受講講座の組み合わせの仕方、受験日程の組み方など、担当の大学生チューターから、経験からくる生きたアドバイスをしてもらえたのが助かった。

大学受験に特化した対策で合格を目指せる

皆さんは「予備校」と「塾」の違いをご存じでしょうか? 簡単に言うと、塾は小学生~高校生を対象に、学校の定期テスト対策などを行います。一方、予備校は高校生・高卒生(浪人生)を対象に、大学受験のための対策を行っています。

そのため、予備校では合格に直結する授業を受けることができます。高校の授業と比べてレベルの高さに驚く人も少なくありません。大手予備校では、オリジナルテキストを作成して毎年改訂しているなど、教材にも力を入れています。また、非常に多彩な授業が用意されていますから、受験で使用する科目や苦手な分野に集中して学習できます。

通ってみて講師の教え方や問題の解き方などが高校教師と違い受験に特化したものですごく驚きました。現役の時よりも勉強が楽しくなりかなりはかどりました。結果、目標の大学に合格できました。元々得意だった教科はほぼ満点で合格できました。

高校卒業後に浪人生という形で大学受験目的に利用しました。高校は進学校でしたが、予備校と高校の授業の差には驚愕しました。高校では、授業学習範囲の事柄を勉強する、あるいは単位を取ることが目的でしたが、予備校では初めから受験目的に沿って過去の大学試験での出題問題を教材として講義を行うので、目的に直結していてやることが明確化されていました、また、講師陣の面白い話を聞くことも楽しみとなっていて刺激的でした。私はそれまで塾に通ったことがなかったのでなおさら差を感じたのだと思います。志望校には特待生として入学することができました。

効率的に理解力を深めたいという気持ちがあり、特に国語(現代文、古文、漢文)、と数学I・数学II、英語をとりました。
実際に通ってみて、さすが教え方がわかりやすいなと感じました。これでは、通った人と通わなかった人では、勉強のコツを身につけるのに大きな差になると感じました。
高校生のレベルでは通うと通わないでは大きいと思います。

息子が通っていた高校の授業は、各教科の担当の先生の趣味や好みが反映されていて、大学受験には適していなかった。部活動も忙しく、効率の良い勉強方法を受験のプロに教えてほしかったので、難関大学合格率が高く、自宅と高校の中間にあって通いやすい予備校を選んだ。

手厚い志望校対策・過去問対策

志望校に合格するためには、やみくもにたくさん勉強すればいいというわけではありません。重要なのは、各大学の出題傾向に合わせて志望校対策を練ることです。

そのためには、予備校講師の力を借りるといいでしょう。予備校の講師はさまざまな大学の過去問を研究し、出題傾向を熟知していますから、その助言に従えば試験合格に向けて効果的に学習できます。

また、大学受験は情報戦ですから、最新情報を知ることも重要です。試験の出題傾向は年々変わっていくものですから、予備校講師から最新の情報を仕入れておくと志望校の合格に向けてライバルから一歩リードできます。なお、大手予備校であればほとんどの校舎で「志望校別講座」が開講されています。志望校がはっきりと決まっているのであれば、こうした志望校対策ができる予備校を選ぶといいでしょう。

旧国立帝大を目指していたので、過去問対策をしたかったのが一番です。より実践的な問題に触れることによって合格率が上がると思っていました。

予備校を利用した目的は、受験する志望校の過去問を受けたいのと成績が伸び悩んでたので勉強方法を拡げるために通いました。実際通ってみて、予備校ならではのポイントだったり志望校に特化してる攻略法などを詳しく説明してもらって受験に対する自分なりの勉強方では考えられないくらい勉強の幅・簡略化がポイント、ポイントで抑えれるので通ってみてよかったと思います。勉強に行き詰まった人たちは、ぜひ予備校に通った方が拡げると思います。

現在予備校を利用している高校生の親です。予備校の利用は苦手科目の成績アップと勉強の習慣化が一番の目的でしたが、学校だけでは大学受験に関する最新動向が分かりづらいので、情報収集のためにも予備校を利用しました。最近は受験の方法も多様化しており、子供が目指す大学や学部に向けてどういった対策が必要なのか細かくアドバイスもしてくれるので、とても良いと思っています。学校では得られない情報を収集できたので、目的を十分に果たせています。

AO入試・推薦入試対策ができる

近年では受験様式が多様化し、ペーパーテストで合否が出るいわゆる一般入試以外にも、さまざまな方法で大学を受けることができます。AO入試(2021年度より「総合型選抜」)や推薦入試(2021年度より「学校推薦型選抜」)と呼ばれるものがこれにあたります。このような入試では、面接や小論文など勉強以外の対策が不可欠です。

また、早稲田大学や上智大学、GMARCHなど、多くの大学では英検やTEAP、TOEFLなどの試験結果を大学入試で利用できます。この方式を利用する場合は受験英語だけでなく、資格試験の対策もしなければなりません。

娘は志望大学へAO入試での受験希望でした。一次試験通過のためには、大量の魅力ある自己アピールの書類を作成しなければならず、どう手をつけてよいかわかりませんでした。そこで志望大学のAO入試に何年も多数の合格者を出し、実績のある予備校を利用しました。やはりその予備校はAO入試に特化したプログラムを持っていて大変役立ちました。一次試験を無事通過し、二次試験は教授3人を前に30分の面接試験でした。塾の講師をはじめ志望大学にAO合格したOBとOGが何度も面接の練習をしてくださり、見事合格しました。志望大学の受験に強く、傾向と対策を持っている予備校に通ったことが合格に繋がりました。

自習室完備! 自主学習に集中できる環境

せっかく予備校で良い講義を受けても、予習・復習をしなければ実力は付きません。偏差値をアップさせるためには、講義を聞くインプットの作業も大事ですが、自身で問題を解くアウトプットの作業が不可欠です。

そこで重視したいのが、集中して自主学習できる環境を整えること。もちろん、自宅で勉強を進めていく方法もあります。しかし家には家族がいたり、ゲームや食べ物の誘惑があったりと、集中できる環境とは言いがたいこともあります。そんな人は、予備校の自習室を活用しましょう。

ほとんどの予備校では予備校生専用の自習室を完備しているため、静かな環境で集中して学習できます。その校舎に通う生徒であれば、朝早くから夜遅くまで好きな時に利用できるところも多いです。また、分からない問題があったら近くにいる講師やチューターに質問もできますから、心強いでしょう。

主目的は、自習室を使うために予備校に入った。その当時、家であまり勉強できなかったので、学校と家以外に勉強のできる場所があったことは凄く助かった。

子どもが予備校でお世話になり、大学に合格しました。年の離れた弟、妹がいるので、家では落ち着いて勉強することがなかなか出来ず、自習室が充実している予備校に通っていました。自習室では同じ目標に向かっている友達励まし合って、集中して勉強することができたようです。

仲間がいるから勉強のモチベーションを上げられる

1人で学習を進めていると、どうしてもモチベーションを保つことが難しくなることがあります。また、もともと大学受験をする人が少ない高校では受験ムードが薄く、気が緩んでしまうこともあるでしょう。

予備校には、「志望大学に合格する」という強い意志を持つ受験生が多く通っています。同じ目標を持つ仲間に触発されたり、励まし合ったりすることで、勉強にやる気が出るケースは多いものです。また他の受験生と比較することで、自分の学力がどれくらいのレベルなのか把握でき、具体的な対策を立てやすくなります。

私が予備校を利用した目的は、「受験のムードを体感して、勉強への意識を高めるため」です。私は理数科に在籍しており、クラスのほとんどが推薦で進学先を決めていました。そのためクラス内にはゆるんだ空気が漂っており、私を含め数人の受験勉強が必要な生徒にとっては勉強に適さない環境だったのです。予備校に通えば、ここにいるのは受験勉強への意識が高い生徒たちで、雰囲気も引き締まっています。それを体感すれば、ゆるむことなく受験勉強に身が入ると考えて予備校へ通いました。

大学受験を考えていたため、予備校を利用しました。実際に通ってみて、周りの人たちも同じ目的である人が多いことがわかりみんなで切磋琢磨して勉強に取り組むことができました。