塾・予備校選びは実績で。比較して分かる通うべき塾・予備校

通うべき塾・予備校を選ぶ基準にはいろいろありますが、中でも重要なのが合格実績です。合格実績は塾・予備校を表す鏡のようなもので、これを見ればその塾・予備校がどれだけ優れているかが分かります。

合格実績が高いということは、それだけ講義やカリキュラムの質が高いということを示しています。高校生におすすめの著名な塾・予備校を比較し、その合格実績を見てみましょう。

高校生におすすめの塾・予備校の合格実績

東進(東進ハイスクール・東進衛星予備校)

~浪人せずに現役で難関校への合格切符を手にしたい学生におすすめ~

合格実績  令和元年度 (2020年3月31日時点)

東京大学 802人
京都大学 451人
北海道大学 367人
東北大学 295人
名古屋大学 381人
大阪大学 540人
九州大学 442人
国公立医学部・医学科(防衛医科大学校を含む) 777人
私立医学部・医学科 598人
早稲田大学 2881人
慶應義塾大学 1755人

東進の合格実績の特徴は、現役生のみの合格実績を公表していることです。旧帝大、医学部・医学科、早慶という難関校に、現役生のみでこれだけの数を送り出しています。

特に驚異的なのが、東大現役合格者の38.2%、つまり2.7人に1人は東進生が占めているということです。また、京大現役合格者の25.3%、つまり約4人に1人は東進生が占めています。これらは2020年の実績ですが、東進歴代最高記録とのことです。

以上のことから、浪人せずに現役で難関校への合格切符を手にしたい学生にはおすすめの塾・予備校といえるでしょう。

 

駿台(駿台予備学校)

~「文系の河合、理系の駿台」理系大学の合格実績が非常に高い~

合格実績 (2019年度入試実績)

東京大学 1345人
京都大学 1402人
北海道大学 631人
東北大学 709人
一橋大学 306人
東京工業大学 420人
名古屋大学 445人
大阪大学 1081人
九州大学 371人
国公立医学部・医学科(防衛医科大学校を含む) 1940人
私立医学部・医学科 2724人
早稲田大学 4163人
慶應義塾大学 2982人

難関校に多くの合格者を輩出しているのが駿台の特徴です。特に東大・京大、医学部・医学科といった最難関校への高い合格実績を誇っています。また、「文系の河合、理系の駿台」と一般にいわれている通り、東京工業大学など理系大学の合格実績が非常に高いです。

 

河合塾

~一橋大や早慶への合格者が多いことが強み~

合格実績 (2019年度入試実績)

東京大学 1263人
京都大学 1310人
北海道大学 666人
東北大学 725人
一橋大学 331人
東京工業大学 244人
名古屋大学 739人
大阪大学 829人
九州大学 763人
国公立医学部・医学科(防衛医科大学校を含む) 1630人
私立医学部・医学科 2264人
早稲田大学 5728人
慶應義塾大学 3458人

河合塾もまた、難関大に多くの合格者を輩出しています。理系の合格者数は駿台に劣りますが、文系の合格者数は駿台よりも多いです。特に、一橋大や早慶への合格者が多いことを強みとしています。

 

 

そもそも高校生は塾・予備校に通うべき? 実績で比較する独学との差

著名な塾・予備校の合格実績を見ると、塾・予備校経由で難関校へ進学する学生が非常に多いことが分かります。

確かに、独学で難関校への合格を果たす学生も少なくありません。学校や、参考書・問題集をうまく使い、自力で難関校への入学を果たす人もいます。しかし、どちらかといえば、塾・予備校に通うことで難関校合格の夢を果たした学生の方が多いのも事実です。

東進が実施した「国公立大受験者2000人アンケート調査速報」によると、上位国公立大合格者のうち、塾に通っていた学生の割合は54%。旧帝大合格者のうち、塾に通っていた学生の割合は60.6%とのことです。

上位国公立大にせよ旧帝大にせよ、合格者の多数派は塾・予備校経由で難関校への進学を果たしています。このことから、難関校に合格するには、予備校に通うのが一番の近道だといえるでしょう。

 

 

塾・予備校に通うメリットとは? 難関校への進学実績が高い理由

難関校の合格者に塾・予備校に通っていた学生が多いということは、難関校への進学を考えている学生にとって塾・予備校に通うことに相応のメリットがあるといえます。塾・予備校に通うことは、独学に比べてどれだけ有利なのでしょうか。両者を比較することで、そのメリットを考えてみましょう。

  1. 試験までのペース配分が容易
  2. 講義のレベルが高い
  3. 難問でも質問がしやすい
  4. フィードバックをしてもらえる

1. 試験までのペース配分が容易

独学する場合、どんな勉強をどれだけやるか全て自分で決められるため、勉強をマイペースに進めることができます。そのため、やる気のある学生は学習ペースを早めて先に進めることができます。学習ペースが遅れている学生の場合は、他の学生よりもハイペースで学習を進めることで追いつくこともできます。

しかし、マイペースに進められるということは、ペース配分に失敗する可能性があるということも意味しています。浪人生の場合は一度受験を経験しているのでまだ勝手が分かるでしょうが、大学受験初体験となる現役生の場合、ペース配分で失敗して志望校に落ちる人も少なくありません。

一方、塾・予備校に通っている場合は、決められたカリキュラムでゴールまで向かうことになります。塾・予備校による長年の研究が積み重ねられたカリキュラムなので、ペース配分に失敗するという心配はまずありません。カリキュラムから一度脱落すると戻ってくるのが大変というデメリットは確かにあるものの、そうならないように努力するのも受験のうちです。

 

2. 講義のレベルが高い

大学受験対策に強みのある一流講師の講義を聞けるのが塾・予備校のメリットです。予備校の講師はしっかりと大学受験対策を研究している先生が多く、試験に出やすいポイントを押さえて分かりやすく説明してくれます。また、東大などの旧帝大、早慶対策などの一流大学向けの講義も開講し、特定の大学に合格するためのメソッドも伝授してくれます。

一方、独学の学生は学校の先生の授業しか聞けません。学校の授業は大学受験に特別に対応しているわけではないため、進学校に通っていなければ、一流大学に行きたい学生には物足りないでしょう。

 

 

3. 難問でも質問がしやすい

塾・予備校では、分からないことがあれば講師に質問できます。チューターに質問できるようにしている塾・予備校も少なくありません。

しかし、独学だと、分からないことは基本的に参考書を使って自分で解決しなければなりません。学校の先生に質問するという手もありますが、難関大レベルの難しい問題であれば、学校の先生では手に余る場合もあります。

 

4. フィードバックをしてもらえる

独学だと厳しい科目の筆頭が小論文です。小論文や記述式問題の答えは一つに決まっているわけではないので、こればかりは専門の先生に添削してもらわないことにはなかなか上達しません。

模範解答を見て独学するという手もありますが、模範解答をまねるというのは非常に難しいことなので、おすすめはできません。特に、小論文は課題文を踏まえて論理的に自分の意見を書いているかが採点されますが、自分では論理的な文章を書いていると思っていても、他人の目から見ると論理的に書けていなかったりするものです。やはり独学ではなく、専門の先生からのフィードバックを求めるべきでしょう。

同じ理由から、国語や社会の論述問題も専門の先生に添削してもらった方がいいでしょう。数学や理科にも答えに至るまでの過程を書いていく記述式問題がありますから、専門の先生に正しい答え方を教えてもらうことが、志望校合格への近道になるはずです。

 

 

自分に合う塾・予備校はどこかを考える

塾・予備校の利用には上述したようなメリットがあり、それは塾・予備校の高い合格実績に反映されています。本稿では、東進、駿台、河合塾の3校の合格実績を比較しましたが、それぞれ特徴は異なっています。自身の志望校と照らし合わせて、ぜひ自分に合ったところを見つけてください。