大学入試には、一般選抜・学校推薦型選抜(旧推薦入試)・総合型選抜(旧AO入試)があります。なかでも総合型選抜は、多くの大学が積極的に募集枠を広げている選抜方式です。
総合型選抜は一般入試と異なり、面接や小論文などを中心に構成され、大学や学部の求める人物像に当てはまる学生を選抜する、というのが特徴です。
しかしながら「総合型選抜は受かるのが難しい」ともいわれます。
そこで本記事では、総合型選抜の最新の平均倍率や国公立・私立の主要大学における合格率について解説します。さらに、合格率をアップさせる対策やおすすめの塾・予備校も紹介します。総合型選抜での受験を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
最新の総合型選抜の平均倍率
文部科学省「令和5年度国公私立大学入学者選抜実施状況」によると、2023年度(令和5年度)の総合型選抜の倍率は次のとおりです。
志願者数 | 合格者数 | 合格倍率※ (一般選抜の合格率) | |
国公立大学 | 2万870人 | 7,260人 | 約2.9倍 (約3.7倍) |
私立大学 | 18万8,677人 | 10万4,526人 | 約1.8倍 (約2.8倍) |
(参照)文部科学省「令和5年度国公私立大学入学者選抜実施状況」
上記のとおり、国公立・私立ともに総合型選抜は、一般選抜と比べて平均倍率が低い傾向です。大学のなかには一般選抜に比べてかなり倍率の低いところもあります。
ただし、有名大学では総合型選抜の倍率のほうが高いケースもあり、大学によってバラつきがあります。
【2024年最新】主要大学の総合型選抜の合格率
総合型選抜の合格率は、大学・学部によって異なります。当然ながら、人気の難関大学・学部の合格率は低めです。しかし、一般選抜の合格率と比べると、総合型選抜の合格率の方が高い大学・学部もあります。
ここでは、主要大学における総合型選抜の合格率を、一般選抜の合格率とともに紹介します。
国公立大学(旧帝大など)
文部科学省の資料によると、国公立大学では、総合型選抜を採用する大学が増えており、募集人員も年々増加しています。
ここでは、総合型選抜を採用している国立大学と公立大学についてそれぞれ2つの学部を取り上げ、2024年度の総合型選抜と一般選抜の合格率を紹介します。
なお、基本的に「合格者数÷受験者数×100」によって実質合格率を記載していますが、受験者数を公表していない大学については、「合格者数÷志願者数×100」の数値を記載しています。
・北海道大学
総合型選抜(フロンティア入試)の合格率 | 一般選抜の合格率 | |
理学部 | 30.8% (合格者数:40/受験者数:130 TYPEⅠとTYPEⅡの合算) | 25.8% (合格者数:66/受験者数:256 ※後期日程) |
医学部 | 25.0% (合格者数:6/受験者数:24 TYPEⅠ) | 40.0% (合格者数:264/受験者数:659 ※前期日程) |
※前期日程の「総合入試理系」の数は除く。
・東北大学
総合型選抜(AO入試)の合格率 | 一般選抜の合格率 | |
薬学部 | 56.5% (合格者数:26/受験者数:46 AO入試Ⅲ期) | 32.8% (合格者数:60/受験者数:183) |
工学部 | 52.7% (合格者数:240/受験者数:455 AO入試Ⅱ期・Ⅲ期合算) | 44.2% (合格者数:619/受験者数:1,398) |
・東京工業大学(現・東京科学大学)
総合型選抜の合格率 | 一般選抜の合格率 | |
工学院 | 50.7% (合格者数:34/受験者数:67) | 25.0% (合格者数:317/受験者数:1,266) |
情報理工学院 | 75.0% (合格者数:18/受験者数:24 一般枠・女子枠を合算) | 20.7% (合格者数:115/受験者数:555) |
・京都大学
総合型選抜(特色入試)の合格率 | 一般選抜の合格率 | |
総合人間学部 | 9.8% (合格者数:4/志願者数:41) | 30.1% (合格者数:119/受験者数:395 文系・理系を合算) |
文学部 | 23.8% (合格者数:10/志願者数:42) | 34.1% (合格者数:211/受験者数:619) |
・九州大学
総合型選抜の合格率 | 一般選抜の合格率 | |
共創学部 | 33.3% (合格者数:20/受験者数:60) | 38.3% (合格者数:70/受験者数:183) |
芸術工学部 | 32.5% (合格者数:55/受験者数:169) | 31.2% (合格者数:132/受験者数:423) |
・東京都立大学
総合型選抜(推薦・総合型選抜)の合格率 | 一般選抜の合格率 | |
人文社会学部 | 37.9% (入学者数※:61/志願者数:161) | 25.1% (合格者数:171/志願者数:680) |
都市環境学部 | 48.6% (入学者数※:54/志願者数:111) | 22.9% (合格者数:235/志願者数:1,024) |
※合格者数の公表がないため、入学者数で数値を算出
大学別に見ると、東京都立大学や東京工業大学(現・東京科学大学)では、総合型選抜の合格率が一般選抜に比べて明らかに高くなっている一方、京都大学では総合型選抜の合格率が低くなっています。
私立大学(早慶など)
私立大学においても、学校推薦型選抜の募集人員を減らし、総合型選抜の募集人員を増やす傾向が表れています。
そのため、私立大学を受験する場合は、総合型選抜での受験も視野に入れておいた方が得策でしょう。
ここでは、総合型選抜を採用しているおもな私立大学のそれぞれ2つの学部を取り上げ、2024年度の総合型選抜と一般選抜の合格率を紹介します。
・慶應義塾大学
総合型選抜の合格率 (夏秋AOの結果) | 一般選抜の合格率 | |
総合政策学部 | 17.0% (合格者数:121/志願者数:712) | 16.8% (合格者数:396/受験者数:2,351) |
環境情報学部 | 22.2% (合格者数:129/志願者数:582) | 16.8% (合格者数:344/受験者数:2,048) |
・早稲田大学
総合型選抜の合格率 | 一般選抜の合格率 | |
人間科学部 | 82.6% (合格者数:19/志願者数:23 FACT選抜入試) | 15.4% (合格者数:816/受験者数:5,308 共通) |
社会科学部 | 17.6% (合格者数:39/志願者数:222 全国自己推薦入試) | 11.1% (合格者数:869/受験者数:7,833) |
・法政大学
総合型選抜の合格率 | 一般選抜の合格率 | |
経済学部 | 45.5% (合格者数:10/受験者数:22 英語外部試験利用自己推薦) | 22.0% (合格者数:1,307/受験者数:5,929 A方式) |
国際文化学部 | 38.7% (合格者数:53/受験者数:137 分野優秀者・SA自己推薦の合算) | 20.9% (合格者数:350/受験者数:1,671 A方式) |
・順天堂大学
総合型選抜の合格率 | 一般選抜の合格率 | |
保健看護学部 | 37.7% (合格者数:57/受験者数:151 A日程・B日程を合算) | 56.1% (合格者数:138/受験者数:246 A日程・B日程を合算) |
保健医療学部 | 20.1% (合格者数:53/受験者数:264) | 23.1% (合格者数:300/受験者数:1,300 一般) |
・立命館大学
総合型選抜の合格率 | 一般選抜の合格率 | |
文学部 | 44.0% (合格者数:125/志願者数:284) | 32.8% (合格者数:2,990/受験者数:9,124) |
経営学部 | 30.3% (合格者数:23/志願者数:76) | 18.2% (合格者数:2,056/受験者数:1万1,304) |
ご覧のように、総合型選抜の合格率自体は、全体的に高めです。志望する大学・学部に合格できる可能性を高めるために、総合型選抜を真剣に検討してみるのもよいでしょう。
一部の大学・学部は、総合型選抜の合格率が一般選抜を下回っていますが、そもそも総合型選抜と一般選抜は併願することも可能です。
そのため、どうしても入りたい大学・学部があるのであれば、総合型選抜で不合格だった際、一般選抜を受け直すというのも一つの手です。
総合型選抜の特徴は?
総合型選抜とは、面接などで受験者の学習意欲や能力・適性などを総合的に評価する選抜方式のことです。一般選抜と比べると、学力試験の成績の比重は低くなります。
また、高校の学業成績(評定平均)の提出を課す大学もありますが、学校推薦型選抜と比べると、評定平均は大きく影響せず、出身高校の校長の推薦も必要ありません。
そして、基本的には専願制であることも総合型選抜の特色の一つに数えられます。
総合型選抜の選考方法は大学によってさまざまです。多くの大学は書類審査のほか、面接、小論文などを課します。
模擬講義やセミナーへの参加後、筆記試験やグループディスカッションなどを実施する大学もあります。
また、体育系や芸術系の学部は、実技試験を課すことが一般的です。
なお、文部科学省の調査によると、2023年度に総合型選抜で大学に入学した人の割合は、全体の14.8%となっています。
総合型選抜における注意点
一般選抜と併願することで、志望大学に合格する可能性をアップできる総合型選抜ですが、受験にあたっては注意すべきことがあります。
このあとの章で詳しく解説しますが、総合型選抜のエントリーや出願時期は一般選抜に比べて早く設定されています。そのため、面接や小論文など独自の受験対策を早期に行なわなければなりません。
また、総合型選抜で不合格になった場合に備え、多くの方は一般選抜の準備も並行して行なう必要があるでしょう。
一般選抜に向けた勉強と、総合型選抜に向けた独自の対策を両立しなければならず、計画的に準備を進めないと時間が足りなくなる点も総合型選抜における注意点といえます。
総合型選抜と学校推薦型選抜の違い5つ
総合型選抜に似ている選抜方法として、学校推薦型選抜が取り上げられることがあります。総合型選抜と学校推薦型選抜を混同してしまうと対策を誤ってしまうため、両者の違いを押さえておきましょう。
総合型選抜と学校推薦型選抜のおもな違いとしては、次の5点が挙げられます。
(1)学校長推薦の必要の有無
学校推薦型選抜には、条件を満たせば誰でも出願できる「公募推薦」と、大学が認めた高校の生徒だけが出願できる「指定校推薦」とがあります。
いずれの場合も、学校長の推薦を得なければなりません。
一方、総合型選抜は、学校長の推薦を得なくても挑戦できることが一般的です。
(2)評定重視の程度
学校推薦型選抜では、「評定平均4.0以上」など、出願資格として高レベルの評定を求められることが多いです。
一方、総合型選抜では、難関大学を除けば、評定はさほど重視されない傾向にあります。ただし、総合型選抜においても、一般的に評定が高い方が有利になるため、気を抜かない方がいいでしょう。
(3)評価するポイント
学校推薦型選抜では、高校での学業成績や課外活動の実績などが評価される傾向にあります。
一方、総合型選抜では、大学が掲げるアドミッション・ポリシー(大学が求める学生像)にマッチする人物であるかどうかが総合的に評価されます。
(4)選考方法
総合型選抜と学校推薦型選抜は、いずれも書類審査や小論文、面接をおもな選考方法として採用しています。
しかし、総合型選抜の選考方法は、学校推薦型選抜と比べ大学の独自色がさらに強く、グループディスカッションやグループワークなどを取り入れている大学もあります。
(5)選考スケジュール
学校推薦型選抜の選考は、国公立大学では11~12月頃、私立大学では10~11月頃に実施されることが多いです。
一方、総合型選抜の選考は、国公立大学、私立大学ともに10~11月頃に実施されることが一般的です。
ただし、大学入学共通テストを利用するか、総合型選抜の出願前にエントリーが必要かどうかによって選考スケジュールは大きく左右される点には注意してください。
総合型選抜で重視されるのは?
ほとんどの大学・学部は、総合型選抜の基準としてアドミッション・ポリシーを掲げています。
アドミッション・ポリシーとは、各大学・学部が入学者の受け入れ方針を記したもので、大学が学生に求める資質や能力を知ることができます。
アドミッション・ポリシーを読む限り、総合型選抜では大抵の大学において、学力だけでなく、課外活動や資格、人間性などを含めて多面的に評価されます。
とはいえ、相応の学力のある人物を求めていることは忘れてはいけません。
総合型選抜に向いている人の特徴
総合型選抜に向いているのは、大学・学部が掲げるアドミッション・ポリシーに深い理解があり、かつ、マッチしている人です。
ボランティアなどの課外活動や研究活動の実績がある人、大学の求める資格を取得している人、「これだけは誰にも負けない」と思える個性がある人、将来の明確なビジョンがある人などは、総合型選抜の対策もスムーズに進められるでしょう。
もちろん、大学・学部が設けた学力基準に達している必要もあります。
総合型選抜の合格率アップに有効な対策3選
総合型選抜を突破するには、一般選抜とは異なるアプローチが必要です。総合型選抜で合格に近づくために有効な対策を3つ紹介します。
(1)大学が定める「アドミッション・ポリシー」を十分理解する
一般選抜では、一定水準以上の学力や思考力のある人物が求められるのに対し、総合型選抜では、その大学の求める人物像にマッチする人物が求められます。
基準となるのが、先ほども紹介した「どのような学生に入学してほしいか」を表すアドミッション・ポリシーです。
総合型選抜では、アドミッション・ポリシーに合致する学生が基本的に合格しやすいと考えてよいでしょう。
アドミッション・ポリシーの内容を十分理解し、自分の特徴や強みを使って上手にアピールすることが合格への近道になります。
まずは、大学のWebサイトやパンフレットでアドミッション・ポリシーをチェックするところから始めましょう。
(2)情報収集を欠かさない
総合型選抜は何か統一された選考基準があるわけではなく、大学ごとに選考方法が異なります。そのため、志望する大学によってどのような対策が求められるか情報収集しなければなりません。
例えば、国公立大学では大学入学共通テストの成績を評価内容に盛り込むところも多く、共通テスト対策が必要です。総合型選抜を採用する大学は年々増加傾向にあり、志望大学で新たに採用されることもあるでしょう。
総合型選抜での受験を考えているなら、志望大学の最新情報を常に確認しておくことが大切です。
(3)志望校の傾向に合わせた準備を行なう
上記のとおり、総合型選抜は大学ごとに選考方法が異なるため、志望校に合わせた準備をしておくことで合格に近づきます。
受験間近になって慌てて準備を始めると、一般選抜に向けた準備との両立が難しくなります。高校1年・2年の早いうちから志望校に合わせた対策をスタートすれば、合格の可能性を高められるでしょう。
総合型選抜の合格率を上げるために塾・予備校が必要な3つの理由
総合型選抜で合格の可能性を高めるには、前述の3つの対策に加え、総合型選抜対策に対応した塾や予備校に通うのもおすすめです。理由は以下の3つです。
(1)志望校に特化して効率的に対策できるから
総合型選抜は志望校によってだけでなく、志望学部によっても選抜基準が異なる場合があり、それぞれの大学・学部に特化した対策が不可欠です。
加えて、小論文や面接など、一般選抜にはない独自の選抜方法にも対応しなければなりません。
志望校の総合型選抜の専門コースがある塾や予備校に通えば、合格に向けたノウハウを持ったプロ講師の指導を受けられます。
また、カリキュラムが計画的に組まれているため、早いうちから効率的な受験対策が可能です。
(2)第三者からの評価を自己分析や志望動機に反映できるから
自己PRが重要な総合型選抜では、自分の強みや弱みを分析したり、志望動機をわかりやすく言語化したりする必要があります。
しかし、自己分析や志望動機の整理を自分の力だけでやろうとすると、どうしても客観性や多面性に欠けてしまいがちです。
塾や予備校に通い、経験豊富な講師に第三者目線で見てもらえば、自己分析や志望動機をより深められるでしょう。
さらに、志望校や志望学部のアドミッション・ポリシーに沿ったストーリーを一緒に考えてもらえるので、志望動機の説得力も高められます。
(3)基礎学力もアップできるから
大学のアドミッション・ポリシーにマッチしていることが求められる総合型選抜ですが、前提となる基礎学力を養うことも大切です。
先述のように、国公立大学では大学入学共通テストの成績を選抜基準に取り入れているところがあるほか、高校の評定の提出を求める大学もあります。
合格できなかった場合の一般選抜への受験対策という意味でも、学力を上げておかなければなりません。
総合型選抜に向けた対策を万全にしつつ、学校の授業を十分に理解して基礎学力をつけましょう。加えて、塾や予備校で予習・演習・復習を繰り返す習慣をつけることが大切です。
総合型選抜の合格率を上げるのにおすすめの塾・予備校3選
総合型選抜の合格実績が豊富な塾・予備校に通えば、効率良く対策ができるため、合格率を高めることができるでしょう。
ここでは、総合型選抜に挑戦したい人におすすめの塾・予備校を3校紹介します。
東進ハイスクール・東進衛星予備校
東進ハイスクール・東進衛星予備校は、大手予備校としては珍しく、一般選抜のみならず総合型選抜においても高い合格実績を持つ予備校です。
2024年度は、国公立大学の総合型選抜・学校推薦型選抜において、2,051人を合格に導いています(現役生のみ、講習生含まず)。
東進ハイスクール・東進衛星予備校の強みは、担任による徹底的なサポートにあります。合格設計図の作成や定期的なコーチングなどを通し、総合型選抜に向けて何をすべきかを的確にアドバイスしてくれます。
また、総合型選抜に挑戦するには、課外活動や資格試験、大学入学共通テスト対策など、一般選抜と比べると多くのことに取り組まなければなりません。
東進ハイスクール・東進衛星予備校では、実力講師陣による映像授業を好きな時間に受講できるため、より効率的に学習を進めることが可能です。
早稲田塾
総合型選抜に強い塾・予備校として、首都圏で大手予備校に引けを取らない存在感があるのが、早稲田塾です。
2024年度は、私立大学の総合型選抜・学校推薦型選抜の現役合格者を1,626人輩出。
うち、慶應義塾大学SFCのAO入試(帰国生入試を含む)合格者79人、慶應義塾大学法学部のFIT入試合格者65人、早稲田大学国際教養学部のAO入試合格者18人、早稲田大学スポーツ科学部のスポーツ自己推薦入試合格者7人と、難関私立大学の総合型選抜に強い塾・予備校であることがうかがえます。
早稲田塾が多くの総合型選抜合格者を輩出する秘訣は、ほかにはない以下の独創的なカリキュラムにあります。
- 大学が求める人物になるための「総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)特別指導」
- 論文作成の力を磨く「論文系講座」
- 英語力を磨く「英語特訓道場」や「英語4技能資格試験系講座」
- 大学教授や有識者とフィールドワークに取り組む「未来発見プログラム」
- プロの俳優から本物の表現力を学ぶ「表現力開発講座」
- 一般選抜への備えも万全にする「東進講座」
以上のように多彩なカリキュラムを通して、合格に必要な力を着実に伸ばすことができるのが強みです。
大学受験ナビオ(栄光ゼミナール)
大学受験ナビオ(栄光ゼミナール)も、総合型選抜の合格実績が豊富な塾・予備校です。2024年度には、総合型選抜で573人の合格者を輩出しています。
ナビオでは、専任のナビゲーターが生徒一人ひとりの志望大学や学習状況に応じて、適切な学習プランを提案してくれます。
また、グループ指導、個別指導、通信指導、映像指導、自立学習、iPad学習から自分に合う受講形態を選ぶことも可能です。
加えて、以下のような総合型選抜に挑戦する生徒のためのプランが豊富に用意されています。
- 出願資格を得たり優遇措置を受けたりするための資格・検定取得対策
- 適性検査、口頭試問、プレゼンテーション、グループディスカッション、講義レポートなど、多様化する選抜方法に対応する力を身に付けるための小論文・面接対策
- 出願書類の添削
- 国公立大学の総合型選抜で課されることが多い大学入学共通テストで高得点を取るための対策
ここで紹介した予備校以外の予備校について詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひチェックしてみてください。
どんな特徴の塾・予備校を選ぶべき? 大手・中堅・特化型、大学受験予備校を一覧で紹介
予備校選びの際は見学するのが重要! 説明会・体験授業でチェックすることを解説
まとめ
総合型選抜の合格倍率は、国公立大学・私立大学ともに一般選抜に比べて低めです。そのため、チャレンジすれば志望大学に合格できる可能性が高まるでしょう。
ただし、国公立大学や有名私立大学では、総合型選抜の合格率が一般選抜より低いケースもあります。総合型選抜に合格できなかった場合も考慮して、一般選抜に向けた準備も並行して進めることが大切です。
総合型選抜に向けた準備を効率的に進めつつ、大学入学共通テストや一般選抜に向けた対策を行なうには、専門コースのある塾・予備校に通うことをおすすめします。今回紹介した方法をもとにして、合格に向けた対策を早めに始めましょう。