【2025年】受験生が受けるべきおすすめ模試5選!主要予備校模試の特徴・受験時の注意点を解説

模試は、苦手分野や自分の立ち位置を確認できる重要な手段です。大学受験に向けて模試を受ける際は、スケジュールや出題形式、成績表の返却スピードなど、さまざまな視点で選ぶことが大切です。

当記事では、模試を選ぶ際に注目したいポイントやおすすめの模試を紹介します。併せて、模試を受ける際のポイントや注意点についても解説しますので、これから模試を受ける方は、ぜひ参考にしてください。

おすすめの模試は東進模試

  • 会場受験による厳正実施
  • 成績表は最短中5日というスピード返却
  • 無料招待で共通テスト完全準拠の全国統一高校生テストを受験できる

模試を選ぶ際のポイント

模試は、各予備校で実施されているため、「どれを受ければよいかわからない」という方もいるでしょう。ここでは、模試を選びのポイントを紹介します。

受験者数

模試を受けるおもな目的は、偏差値はどれくらいか、自分の立ち位置がどこにあるかを把握することです。

そのため、受験者数が多いほど、そのなかでの自分の順位や偏差値をより具体的に知ることができます。そして、志望校の合格判定の正確性もより高まるのです。反対に受験者数の少ない模試では合格判定の精度が低くなるため、判定結果はあくまで目安としてとらえましょう。

模試の実施方法

大学受験向けの模試では、試験会場での受験とオンラインでの自宅受験の2つが採用されています。ただし、オンラインでの自宅受験はすべての模試で行なっているわけではないため、事前に確認が必要です。

試験会場で受ける場合は、会場まで行かなくてはなりませんが、試験の雰囲気を体験できという大きなメリットがあります。「緊張して本来の実力を発揮できなかった」ということにならないよう、特に緊張しやすい方は試験会場での受験がおすすめです。

一方、オンラインでの自宅受験の場合、会場までの移動時間や交通費がかからず、自分のタイミングで模試を受けることができます。人との接触がないため感染症対策にもなるでしょう。しかし、自宅ではカンニングや不正行為がしやすいといったリスクがあります。

自分自身が不正行為を行わなくとも、受験生の中にそういった方がいる場合に、模試の判定結果や分析データが正確でないものとなってしまいます。

模試の実施スケジュール

模試によっては、受験期間を長くとっているケースがあります。

その場合、人によっては問題を前もって見てしまう可能性もあり、模試が公平性に欠けてしまうこともあります。過去には新型コロナ対策として、大学入学共通テストで「第2日程」が特例として実施されました。しかし、試験の公平性を損なうとして、問題視された事実もあります。

模試は受験できる日程を選ぶだけでなく、全受験生にとって公平なスケジュールであるかどうかも確認しましょう。

模試返却までの日数

模試は受けたら終わりではなく、結果を次に活かすことが大切です。模試の結果は偏差値や自分の立ち位置を把握するだけでなく、自分の苦手分野を洗い出し、今後の学習計画を立てることに役立ちます。

そのため、模試が終わったらできるだけ早く結果を受け取りたいと思うでしょう。ですが、結果が返却されるまでの期間は模試によって異なり、遅いと1ヵ月以上かかる場合もあります。

模試を受験する際は、可能であれば結果を早く受け取れる模試を選ぶようにしましょう。

出題形式

大学受験の模試には、マークシート方式と記述方式の2つの出題方式があります。

志望校の出題形式が「マークシート方式」の場合は、基本的に記述方式の模試を受けなくても構いません。

一方、記述式は、国公立大学の二次試験や私立大学の一部の学部で採用されている出題方式です。そのため、マークシート方式と記述式の両方の模試を受けることをおすすめします。

自分の志望する大学がどちらの出題形式を採用しているのか、確認したうえで決めましょう。

どの試験に特化した模試なのか

大学受験向けの模試といっても「共通テスト対策模試」「大学別模試(冠模試)」「総合型模試」などの種類があります。やみくもに模試を受けるのではなく、志望校や試験の出題方針が合う模試を選ぶことが大切です。

以下では、それぞれの模試の特徴を簡単に紹介しますので、参考にしてください。

<模試の種類>

種類特徴
共通テスト対策模試出題方式はマークシート方式で、その名のとおり共通テストに向けた模試
大学別模試(冠模試)一部の難関私立大学入試に向けた大学別の模試。本番さながらの問題内容や出題形式で受けられるのが特徴。ただし、実施回数が少ないため早めに試験日程をチェックする必要がある
総合型模試記述式で出題範囲が幅広いため、苦手部分の洗い出しに向いている

ここまで紹介した模試の選び方をもとに、次章ではおすすめの模試を5つ紹介します。

塾・予備校比較ナビがおすすめする模試5選

大学受験を目指す現役生と既卒生を対象に、おすすめの模試を5つ紹介します。

東進模試

東進模試とは、大学受験予備校の東進が主催する模試のことです。大学別の冠模試が充実しており、さまざまな志望大学をカバーできます。

また、受験方式はマークシート方式がメインですが、国公立大学向けに「記述模試」も実施しています。

また、東進模試は種類が多いため、毎月何かしらの模試を開催しています。

「共通テスト本番レベル模試」も「大学別模試(冠模試)」も、一部の模試は年末~年明けでも受験することが可能なため、2月の受験本番前の最後のつめに活用することができます。

東進模試の成績表は、結果分析は最大で16ページと充実しているうえに、最短で中5日というスピードで返却されます。今の学力や立ち位置をしっかり分析したい方にとって、東進模試を受けるメリットは大きいでしょう。

さらに、オンライン実施を行わないかつ実施日を統一することで「試験前に答えを見てしまう」ことを防いでおり、より緊張感のある厳正な試験となっています。

東進模試の特徴
模試の特徴
  • 共通テスト本番レベル模試など、入試の形式・傾向に近い問題を出題
  • 理系科目の問題の質が特に高いとの評価
成績表
  • 成績表の結果分析が詳細で、弱点・傾向を把握し、学習計画に活かせる
共通模試スケジュール
(2025年度)
  • 全国統一高校生テスト(6月・11月)
  • 共通テスト本番レベル模試(2月・4月・8月・12月)
  • 大学合格基礎力判定テスト(4月・7月・9月・11月・2026年2月)
  • 全国公立大 記述模試(5月・7月・9月・11月・2026年1月)
大学別模試スケジュール
(2025年度)
  • 早大・慶大レベル模試(5月・7月・9月・11月)
  • 上智・明治立法中大レベル模試(5月・7月・9月・11月)
  • 【大学別】本番レベル模試(スケジュールは大学ごとに異なる)
成績表の返却日数 最短で中5日
受験料
  • 全国統一高校生テスト:無料
  • 共通テスト本番レベル模試:6,000円
  • 大学合格基礎力判定テスト:6,000円
  • 全国公立大 記述模試:6,500円
  • 早大・慶大レベル模試:6,500円
  • 上智・明治立法中大レベル模試:6,500円
  • 【大学別】本番レベル模試:7,500円

東進模試のお申し込みはこちら

また東進は、共通テストおよび各大学の出題形式・レベルを徹底的に研究し尽くした「本番レベル」模試となっています。

出題意図まで踏み込んだ作問で、本番と同じレベルの問題に挑戦できるため、志望校のレベルとの学力の差を正確につかむことができます。

 さらに東進模試では、模試受験後に効果的な復習と学習計画立案のための『合格指導解説授業』を実施しています。東進の有名実力講師陣が大問別に解き方を指導してくれるので、復習に活用ができます。

次に、東進生以外の誰でも「無料招待」で受験できる、「全国統一高校生テスト」の特徴を紹介します。

全国統一高校生テスト

東進の「全国統一高校生テスト」とは、高校生が自分の学力を全国規模で客観的に測定できる公開模試のことです。共通テストと同じ出題レベルで、出題形式や出題範囲も同じに作られており、本番の予行練習にもなります。

成績表である「君だけの診断レポート」には、科目ごとの得点状況や弱点、今後の学習課題を詳細に分析しています。現在の実力を正確に把握できることで、志望校合格に向けた効率的な学習計画を作ることが可能です。

また、全国統一高校生テストのもう一つの特徴は、東進生以外も「無料招待」することです。東進模試を受けたことがない受験生は、全国統一高校生テストを受けてみることをおすすめします。

【2025年度】東進「全国統一高校生テスト」の概要
年間スケジュール 6月・11月(年2回開催)
会場 東進ハイスクール・東進衛星予備校の各校舎、東進公認会場、特別会場など全国1,100ヵ所以上
受験部門
  • 全学年統一部門(高0〜高3):英・数・国・地歴公民・理科・情報(難易度:共通テスト本番レベル)
  • 高2生部門(高1・高0も可):英・数・国(難易度:高2レベル)
  • 高1生部門(高0も可):英・数・国(難易度:高1レベル)
出題形式 全教科マーク式
成績表の返却日数 試験実施から中5日後、申込校舎での受け取り
受験料 無料招待

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河合塾の模試

河合塾の模試は、大学入試に必要な学力を多面的に測定し、志望校合格に向けた学習計画を立てることを目的としています。

最新の入試傾向を分析した完全オリジナル問題を用い、基礎から応用まで幅広い学力を問うことで、受験生の実力を正確に診断します。

河合塾の模試では、共通テスト対策のマーク式模試から国公立二次・私立大対策の記述式模試、学年別模試と多彩なラインナップを用意。志望校や学年に合った模試を受けることで、より具体的な勉強計画を立てられるようになります。

自己採点や成績確認、目標設定、復習に役立つ、「模試ナビ」などの支援も充実しているのも特徴の一つです。

河合塾の模試の特徴
模試の特徴
  • 母集団が多く、偏差値や合格可能性評価の信頼性が高い
  • 中堅~難関まで、幅広い大学に対応
  • 問題の難易度は標準的
  • 模試の受験後には復習支援として「模試ナビ」を利用できる
2025年度共通模試スケジュール
(一般生・高3・既卒)
  • プライムステージ(4月)
  • 全統記述模試(5月・8月・10月)
  • 全統共通模試(6月・11月)
  • 全国プレ共通テスト(11月)
2025年度大学別・記述模試スケジュール
(一般生・高3・既卒)
  • 東大・京大入試オープン(8月・11月)
  • 早慶レベル模試(9月)
  • 各大学入試オープン(11月)
成績表の返却日数 模試ナビでは試験次公開(1カ月程度)
受験料
  • 全統共通テスト模試
    公開会場実施(リスニングあり):8,800円
    公開会場実施(リスニングなし):7,700円
    自宅受験:7,100円
  • 全統プレ共通テスト
    公開会場実施(リスニングあり):8,800円
    公開会場実施(リスニングなし):7,700円
    自宅受験:7,100円
  • 各校大学オープン
    公開会場実施:9,500円
    自宅受験:~~
  • 早慶レベル模試
    公開会場実施:9,500円
    自宅受験:~~
  • 全統記述模試:7,600円
自宅受験 7,600円

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全統模試(全国統一模擬試験)

全統模試とは、全国の高校生を対象にした大学受験対策模試です。

河合塾で指導する精鋭の講師陣が、最新の入試傾向を徹底分析した完全オリジナル問題を出題するのが大きな特徴です。

「全統記述模試」のほかに、「全統共通テスト模試・全統プレ共通テスト」「プライムステージ」という模擬試験の総称でもあります。

全統模試は中堅大学~最難関大学を対象としており、幅広い受験生におすすめできる模試です。出題形式は共通テスト対策や大学入試の形式に準じており、本番の時間配分や形式の慣れ、問題の実践力を養える内容です。

また、スマートフォンなどで全統模試の目標設定、自己採点、成績の確認、復習ができる、「模試ナビ」を提供しています。復習では河合塾の講師による解説も見られるため、受験勉強に大いに役立つでしょう。

河合塾「全統模試(全国統一模擬試験)」の概要
年間スケジュール 5月・8月・10月(高3・既卒生)
受験方式 自宅受験、公開会場受験
出題形式 マークシート方式(全国記述模試は別途で実施)
成績表の返却日数 1か月前後
受験料
(一般生の高3・卒生)
  • 会場受験(リスニングあり):8,800円
  • 会場受験(リスニングなし):7,700円
  • 自宅受験:7,100円

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進研模試/ベネッセ総合学力テスト

進研模試(ベネッセ総合学力テスト)は、大学・短大進学を目指す高校生が対象の模擬試験です。進研模試は学校単位で申請する「学校一括受験」のため、個人での受験は原則的にできません。

全国の高校で広く実施されていることもあって、教科書の範囲を中心とした出題が多い傾向です。偏差値や合格可能性評価を把握する他社の模試と異なり、進研模試では「学校で教えている内容をきちんと理解できているか」をチェックするのが目的とされています。

ただし、受験者層が幅広いこともあって、ほかの模試と比べて偏差値が高く出る傾向があります。より正確な偏差値を知るには、東進の全国統一高校生テストなどを受験するのがおすすめです。

個人でも受験できる進研模試に、駿台予備学校と共同の「駿台ベネッセ大学入学共通テスト模試」があります。駿台ベネッセ模試の特徴は、駿台全国模試は記述型模試とのドッキング判定ができる点です。

駿台ベネッセ模試のスケジュールは、大学入学共通テスト模試は9月・11月、駿台・ベネッセ記述模試は10月に実施予定です。

進研模試(ベネッセ総合学力テスト)の特徴
模試の特徴
  • 学校から申し込む模試で、基礎力や学力の把握に適している
  • 教科書範囲の理解度を把握するのが主な目的
  • 問題の難易度が低く、偏差値が高く出やすい
  • 個人受験は「駿台・ベネッセ模試」を受験
スケジュール 学年、学校により異なる
成績表の返却日数 1か月程度
受験料 学校で申請

駿台模試

駿台模試は、「難関大学志望者向け」の模試ラインナップが充実した模擬試験です。共通テスト対策型・大学別入試実戦模試・全国模試の種類があり、目的や志望校のレベルに合った模試を選べます。

駿台模試は難易度が高く、記述力・思考力・実戦対応力を問う問題が多く出題されます。

マーク式の共通テスト対策模試、記述式の全国模試・大学別実戦模試を実施しています。さらに、「駿台 atama+」は会場受験だけでなくオンライン受験にも対応しています。

スケジュール 学年、学校により異なる 成績表の返却日数 1か月程度

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SAPIX YOZEMI GROUP模試

代々木ゼミナールの主催するSAPIX YOZEMI GROUP模試は、学年や志望校のレベルに応じた多様な模試を取りそろえています。

最新の入試傾向を分析して問題を作成。共通テスト対策型のマーク式や大学別模試などの記述式を含む模試も実施しています。大学別入試プレテストは、長年の研究で大学ごとの入試傾向を分析し、実際の入試に準拠させています。

SAPIX YOZEMI GROUP 模試の特徴
模試の特徴
  • 入試傾向を反映した問題で大学別や共通テストなど種類が豊富
  • 難関大学志望者に特化した「大学別入試プレテスト」は問題用紙や回答用紙も本番の形に合わせている
模試スケジュール(高3生)
  • 第1回大学入学共通テスト入試プレ(8月・11月)
  • 東大・京大入試プレ(7月・11月)
  • 大学別入試プレ(6月~11月)
成績表の返却日数 1か月~1か月半程度
受験料(一般生)
  • 大学入学共通テスト入試プレ:7,500円
  • 大学別入試プレテスト:7,200円

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模試を受けるなら東進模試がおすすめ

ここまで、塾・予備校比較ナビがおすすめする模試を紹介してきました。そのなかでも、成績表の返却が早く、「全国統一高校生テスト」を無料で受けられる東進模試が特におすすめです。

ここでは、その理由を3つ紹介します。

会場受験・当日受験による厳正実施

東進模試は基本的に試験会場で実施しており、試験日は全国で同じ日に・同じ時間割で実施されます。

会場によって試験日が違うということはないため、より正確なデータ収集ができ、不正のない公正な結果判定が可能です。全員が「入試本番と同じ条件」で試験を受けられます。そのため、より正確なデータ収集ができ、不正のない公正な結果判定が可能です。

成績表は最短中5日というスピード返却

成績表を模試の実施から最短中5日で返却できることも、東進模試をおすすめする理由の一つです。

ほかの模試では、返却までに3週間〜1ヵ月ほどかかることが一般的ですが、東進スピード返却なら、受験時の鮮明な記憶を残したまま効果的に復習ができます。

受験生の学力は日々伸びており、1か月前の実力と現在の実力は違ってきています。1か月前の実力での判定は精度が低くなってしまいます。

そのため、1日でも早く模試の結果を確認し、学習計画や復習、志望校選びに活用するのがおすすめです。

無料招待で全国統一模試を受験できる

東進で年2回行なわれる「全国統一高校生テスト」では、高3・高2・高1・高0を対象に無料で模試を受験できます。予備校の模試を受けたことがなくても気軽に模試を試せるため、自分の得意・不得意を知るきっかけとして活用できます。

また、全国統一高校生テストは共通テストに準拠した内容であるため、試験の予行練習としてもおすすめです。

【学年別】模試を受ける際のポイント

ここでは、高校1年生・2年生・3年生ごとに模試を受けるときのポイントを解説します。

高校1年生

高校1年生では、まず試験の雰囲気に慣れることが大切です。早くから試験の雰囲気に慣れることで、緊張しづらくなり、本番でも実力を出しきることができるでしょう。

受ける模試は、全国規模の模試を学期や季節ごとに1回受験する程度で十分です。模試を受けすぎて復習が追いつかなくなっては逆効果になります。

高校2年生

高校2年生では、1年生同様に会場の雰囲気に慣れて試験に集中できるようにすることが大切です。試験に集中でき、時間配分やテスト形式にも慣れてくると、さらに本番への自信につながります。

また、仮に模試の結果が良くなかったとしても、基礎の補強や苦手分野の克服にしっかりと時間を割きましょう。結果に一喜一憂するのではなく、どの科目や単元を優先して勉強すべきかを分析し、次へつなげることが重要です。

模試を受ける頻度は、多くても学期に1回程度でよいでしょう。回数を多く受けるのではなく「復習が追いつく範囲」で受けるのがポイントです。

高校3年生

高校3年生では、入試本番を見据えた計画的な活用が重要です。志望校が決まっているのであれば、出題範囲や出題形式などを網羅した模試を選ぶことで、模試の精度が上がります。

また、得点などの結果だけを見るのではなく、ケアレスミスや時間配分を分析し、復習で弱点をしっかりと補強することが大切です。夏以降は、本番に向けたさらなる対策強化が必要です。本番の試験ではどの順番で解いていくか、時間が足りない場合はどの問題を優先するか、などを考えながら模試に臨みましょう。

高校3年生の模試の受験頻度は2ヵ月に1回、記述式は夏以降から月1回ほどが目安です。

模試を受ける際の注意点

模試は、受験生が自身の立ち位置を把握するための手段です。ここでは、模試を最大限に活用するためにも、受ける際の注意点を3つ紹介します。

模試のための勉強はしない

模試を受ける前に、「模試専用」の特別な勉強をやろうとする方も少なくありません。「模試の点数が上がらないと不安」になるのは、受験生によくあることです。しかし、模試のために勉強することはおすすめできません。

そもそも模試とは、勉強の到達度の確認や入試の傾向を知るためのものです。「模試だけの準備」に時間を割きすぎると、本来の受験勉強がおろそかになってしまうことを覚えておきましょう。

模試は複数回受験する

模試は、一度受けただけでは弱点や課題を把握できないため、同じ模試を複数回継続的に受けることをおすすめします。

同じ模試を繰り返し受けることで、自身の実力を定期的に確認することができます。また、時間配分の感覚や試験形式に慣れることで、本番を意識したシミュレーションにもなるでしょう。

ただし、模試を受けすぎて疲れてしまっては意味がありません。自分に負担がかかりすぎない範囲で受けることが大切です。

結果が出たら必ず復習をする

模試を受けるうえで重要なことは、受けたあとに「復習」をすることです。

模試は、受けたら終わりではありません。間違えた問題を見直し、解くまでの過程を丁寧にたどることが、入試本番の得点力につながります。また、ケアレスミスや全体の時間配分について振り返ることも忘れてはいけません。

本番で焦らないためにも、模試を受けたあとにどう過ごすかがポイントになります。

まとめ

模試は受けて終わりではなく、受験計画の立案や苦手科目を克服する絶好の機会です。出題形式、成績表の返却日数などを確認して、自分の目的や志望校に合った模試を選びましょう。

ただし、模試は受けるだけでなく、あとで復習することが重要です。
模試選びで迷った方は、成績表がすぐに返ってくる「東進模試」がおすすめです。「全国統一高校生テスト」は無料で受けられるため、はじめて模試を受ける高校1年生や高校2年生も、ぜひチャレンジしてくださいね。