福岡大学志望者におすすめの塾・予備校は? 入試制度や対策のポイントも解説

福岡大学は、西日本屈指の規模を誇る私立総合大学です。人文学部・法学部・経済学部・商学部・理学部・工学部・医学部・薬学部・スポーツ科学部の9学部を広大なワンキャンパスに集約しており、学問分野の壁を越えた総合教育に取り組んでいます。

また、資格取得や就職試験の対策、留学や海外研修、学生ベンチャー育成など、多様なプログラムを用意し、学生一人ひとりの夢の実現をサポートすることに尽力しています。地元での就職への強さはさることながら、芸能・スポーツ・政治・メディアなど、各界で活躍する卒業生を多数輩出している点からも、その手厚さがうかがえるでしょう。

そんな福岡大学は、大学通信の「私立大学志願者数ランキング2023」によると4万人以上の志望者がおり、全国でも有数の人気を誇っています。これほど人気が高い福岡大学の入試を突破するためには、塾・予備校に通うことがおすすめです。

今回は、福岡大学の入試制度、偏差値・難易度と入試対策のポイントについて解説した上で、福岡大学を目指す人におすすめの塾・予備校を3つ紹介します。

福岡大学の入試制度

福岡大学は、「一般選抜」「学校推薦型選抜」「総合型選抜」「特別選抜」の4つの入試制度を設けています。

このうち、特に塾・予備校の力を借りて臨みたい選抜方法は、「一般選抜」と「総合型選抜」です。

〈一般選抜〉

系統別日程・3科目型の独自試験が課される
・400点満点で、特定科目の配点が高い
 傾斜配点方式を採用している
・同一系統の学科は1回の試験で複数併願できる
・医学部医学科は、1次試験で小論文、2次試験で面接が課される
前期日程・3科目型(300点満点)の独自試験が課される
・最大5回の受験チャンスがあり、試験日を変えて
 同一・他学科を併願できる
・医学部医学科は実施しない。
前期日程・共通テスト併用型・前期日程で課される独自試験(2科目)と
 大学入学共通テスト(2~3教科・2~3科目)の総合点で
 合否を判定する
・前期日程との同時併願が必要。
・商学部第二部・医学部医学科・スポーツ科学部は実施しない
共通テスト利用型(Ⅰ期)・大学入学共通テスト(4~5教科・4~7科目)の総合点で
 合否を判定する
・出願締切は大学入学共通テスト実施前
・医学部医学科は面接、スポーツ科学部は
 書類審査が課される
共通テスト利用型(Ⅱ期)・大学入学共通テスト(3教科・3~4科目)の
 総合点で合否を判定する
・出願締切は大学入学共通テスト実施後
・医学部医学科は実施しない。
後期日程・2科目型の独自試験が課される
・基本的には200点満点だが、スポーツ科学部のみ
 250点満点。複数学科の併願はできない
・医学部医学科は実施しない。

〈総合型選抜〉

総合型選抜・法学部・経済学部・商学部・工学部・
 スポーツ科学部で実施する
・書類審査・小論文・面接などが課される
アスリート特別選抜・人文学部・法学部・経済学部・商学部・理学部・
 工学部・スポーツ科学部で実施する
・書類審査・小論文・面接などが課される
・出願にはクラブ部長などの推薦状が必要

受験の際には、必ず当該年度の「入学試験要項」を確認してください。

福岡大学の難易度と入試対策のポイント

東進のデータによると、福岡大学の偏差値は48~65となっています。

最も偏差値が高い学部・学科は、医学部 医学科です。一方、最も偏差値が低く、狙い目と言える学部・学科は、商学部 商学科・経営学科です。

偏差値のみで判断するのであれば、福岡大学は私立大学の中では中堅レベルに位置しています。しかし、先に紹介したように福岡大学は全国的に見ても人気が高い大学であるため、一般選抜で確実に合格をつかむためにはライバルたちに負けない高い学力を身に付けておく必要があります。

「系統別日程」「前期日程」「前期日程・共通テスト併用型」といった福岡大学独自の試験が課される選抜に挑戦する場合には、繰り返し過去問演習に取り組み、出題傾向を押さえておくことが大切です。どの教科・科目においても基礎~標準レベルの問題が出題されるため、教科書レベルの知識は完璧にマスターし、見直しの習慣を身に付けるなどのケアレスミスを減らす努力をしておきましょう。

「前期日程・共通テスト併用型」「共通テスト利用型」といった大学入学共通テストの得点によって合否が左右される選抜に挑戦する場合には、得点率7~8割以上を目標としましょう。過去問演習や模擬問題に取り組んだり、模試に挑戦したりして得点率をできるだけ高めていってください。

福岡大学を目指す学生におすすめの塾・予備校

福岡大学に最短ルートで合格したいと考えるのであれば、福岡大学の入試に精通しており、福岡大学に毎年多くの合格者を送り出している塾・予備校を選びましょう。

福岡大学を目指す学生にぜひチェックしてほしい塾・予備校は、以下の3つです。

東進ハイスクール・東進衛星予備校

東進ハイスクール・東進衛星予備校(以下、東進)は、現役合格に強いこだわりを持っている国内最大手の予備校です。

全国各地に約1000もの校舎を展開しているだけあって、福岡大学の入試対策にもバッチリ対応しており、2023年度には1334人を現役合格に導いています(現役生のみ、講習生含まず)。なお、そのうち20人は医学部医学科の合格者です。

東進では、一流講師陣による映像授業と、大学受験のエキスパートである担任による手厚いサポート、そして、最新技術を駆使した無駄のない志望校対策講座により、志望大学合格に向けて迷いなく努力を積み重ねていくことができます。

より効率的に福岡大学の入試対策に取り組みたいのであれば、「志望校別単元ジャンル演習講座」は見逃せません。「志望校別単元ジャンル演習講座」では、東進が長年にわたって蓄積してきたビッグデータと生徒の学習履歴をAIによって診断した結果に基づき、学習優先度が高い順に取り組むべき単元・ジャンルの演習を提案してもらえます。

なお、大学入学共通テストを利用する入試に挑戦する場合には、10年分相当の大学入学共通テスト型演習に取り組める「過去問演習講座」もあわせて受講することをおすすめします。

「共通テスト本番レベル模試」や「全国有名国公私大模試」などの連続模試にも積極的に挑戦しましょう。現時点における自身の実力をより正確に測りつつ、本番当日の雰囲気に呑まれない胆力を培えるはずです。

河合塾

三大予備校の一角を担い、全国各地に約500の校舎を展開している河合塾も、福岡大学の入試に強い予備校です。2023年度には、現役・浪人合わせて1975人を福岡大学合格に導いています(河合塾グループ関連法人の在籍者および講習受講生の集計)。なお、そのうち78人は医学部医学科の合格者です。

河合塾は、現役合格を目指す高校生を対象としている「高校グリーンコース」と、高卒生を対象としている「大学受験科」の2つのコースを設けています。

いずれのコースにおいても、志望大学や自身のレベル、学習スタイルなどに応じて受講する講座をカスタマイズする「1to1合格戦略カリキュラム」、定着度を高める仕掛けが詰まったテキストやICT教材、手厚い添削指導などの河合塾ならではの「学力定着メソッド」、講師・チューターが一丸となり、塾にいるときはもちろん、自宅にいるときにもオンラインで寄り添う「360°学習サポート」により、合格までの道のりを丁寧に伴走してもらえます。

英進館

英進館は、福岡市に本館を構え、九州を中心に約30校を展開している地域密着型の予備校です。東京大学や早稲田大学などの首都圏にある有名難関大学への合格実績も豊富ですが、地元九州にある大学への合格実績はことさら高く、目を見張るものがあります。福岡大学についても例に漏れず、2023年度には843人を合格に導いています。

高校生向けのコースとしては、現役生向けの「高等部」と浪人生向けの「高卒本科」があります。いずれも英進館独自の厳しい研修システムによって叩き上げられた精鋭教師陣による実践ライブ授業と、東進の映像授業のダブルサポートにより、一歩一歩着実に志望大学合格に向けて力を伸ばしていくことができます。

福岡大学の医学部医学科への進学を希望するのであれば、医学部専門予備校「英進館メビオ」も要チェックです。「英進館メビオ」は福岡大学医学部医学科の入試対策に特に力を入れており、的中率が高いオリジナルテキストを作成したり、二次試験で課されるグループ面接の対策講座を開講したりするなど、他の塾・予備校では見られない徹底した対策を行っています。

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